カトリーヌあやこ「これが胸キュン?」月9“ヒロインの雑な恋模様”を指摘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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カトリーヌあやこ「これが胸キュン?」月9“ヒロインの雑な恋模様”を指摘

連載「てれてれテレビ」

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(c)カトリーヌあやこ

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 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、「好きな人がいること」(フジテレビ系 月曜21:00~」)について、ありがちな胸キュンシチュエーションの押し付けであると指摘する。

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 バブル時代に、一世を風靡した「トレンディドラマ」というジャンル。流行のファッション、カタカナ多めの職業(スタイリストとか、空間デザイナーとか)、バカでかい初期の携帯電話を持ち、天井にファンが回るカフェバーに全員集合だ。どんな内容だったかと言えば、登場人物みんな浮かれてたな~という記憶ばかり。

 今や「トレンディ」と言えば「エンジェル」。そんなハゲ頭の時代に、この「月9」ドラマからはかつての「トレンディ」が香ってくる。舞台は湘南のレストラン。ヒロイン・桐谷美玲はパティシエ。イケメン3兄弟(三浦翔平、山崎賢人、野村周平)とシェアハウス生活をしながら、海だ、花火だ、浴衣だ、キャンプだ、バーベキューだ……と、ひたすらイベント情報雑誌の夏休み特集を淡々とこなしていくような展開。

 もうね、ヒロインの恋模様とか、めっちゃ雑なんですよ。イケメン兄弟が寄ってたかって、何かっつーと壁ドン、落ちこんでたら頭ポンポン。バイクに二人乗りして、「しっかりつかまってね」と、手を前にギュッと、すべてが記号的。「ね、こういうのにキュンキュンするんでしょ?」という、臆面もないエピソードの乱れ打ちだ。ツンデレ次男・山﨑は、唐突にヒロインにキスをして、どや顔で一言。「キスがしたかったんだろ。満足したら、さっさと(店から)出て行け!」


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