「三重県ってどこ?」と聞かれることが減る? 地元が感じたサミット効果 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「三重県ってどこ?」と聞かれることが減る? 地元が感じたサミット効果

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週刊朝日
「三重県ってどこ?」と聞かれることが減る?(※イメージ)

「三重県ってどこ?」と聞かれることが減る?(※イメージ)

 主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場周辺には警察官がずらり。鉄道、車道が規制され、学校も臨時休校になった。地元・三重県出身のコラムニストで「伊勢うどん大使」でもある石原壮一郎さんが厳戒の伊勢志摩を歩いた。

 5月26日午前、伊勢神宮につづく道の歩道は、首脳らを歓迎する地元の人たちで、ぎっしり埋め尽くされています。

「メルケルさーん!」

「オランドさーん!」

 クルマが通るたびに黄色い声や茶色い声。多くの人は「県の人が配ってくれた」という各国の手旗を持っています。どこの国旗かは気にせず振られていますが、ま、大事なのは気持ちですよね。

「天気予報は悪かったけど、晴れてよかったなあ」

「やっぱり天照大御神さんはたいしたもんやなあ」

 地元の誇りであるお伊勢さんを世界のトップが参拝する。地元の人たちにとって、こんなにうれしいことはありません。伊勢志摩にサミットがやってくることが決定して以来、ほぼ1年にわたる地域をあげての「サミット盛り上げシフト」が、総仕上げを迎える瞬間でもあります。

 じつは私、3年前に地元のうどん業界から「伊勢うどん大使」に任命されました。モチモチの極太麺を濃厚なタレで食べる伊勢市のご当地うどんをPRするのが任務です。これまでも、事あるごとに「サミットでは世界の首脳に、ぜひ伊勢うどんを食べてもらいましょう!」と行政や関係者に訴えてきました。

 伊勢うどんの麺のやわらかさは、多様な価値観を受け入れる大切さを教えてくれるし、麺とタレがからまり合う姿からは、お互いが仲よくからまり合い、相手を引き立て合う大切さを感じることができる。伊勢うどんによって、平和の美しさを感じてほしい!

 でも、事前情報では、晩餐会などに伊勢うどんが出される可能性は低いとのこと。ならば、せめて伊勢うどんの存在だけでも知ってもらおうと、沿道でアピールしていたのです。


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