亡くなった萩原流行の妻、まゆ美さん。告発の行方は…… (c)朝日新聞社
亡くなった萩原流行の妻、まゆ美さん。告発の行方は…… (c)朝日新聞社

 俳優の萩原流行さんが愛車のハーレーダビッドソンに乗り、東京の青梅街道を走行中、警察車両が車線変更したことがきっかけで転倒し、後続の車にひかれて亡くなったのは昨年4月22日──。

 あれから1年が経過したが、警察を“告発”した妻、まゆ美さんの姿は最近、見られなくなった。親族女性がこう語る。

「元気にしていますよ。4月初めに一緒にハンバーガーを食べました。私のことばっかり聞いてもらいました。流行さんのことはまだ心の整理がついてないようで、あまりほじくられたくないというか、聞かないでほしいという感じです」

 流行さんが亡くなった後、身内での葬式は済ませたが、大きな「告別式」はしていないという。

「お墓もないんですよ。まだ、お骨もそのまんま。まゆ美さんは自分が亡くなるまで持ち続けて、『私の骨と一緒に散骨してちょうだい』って」

 萩原夫妻が住んでいたのは、東京都杉並区の黄色い外装の2階建ての木造家屋。

「私も家の中へ入れてもらいましたが、まゆ美さんは、流行さんのものを何にも捨てられなくて、テンガロンハットもありました。黄色い家ごと保存してありますね」

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