カッコよさの極み! NMB48の哲学女子が憧れるニーチェの名言とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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カッコよさの極み! NMB48の哲学女子が憧れるニーチェの名言とは

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NMB48の須藤凛々花さん(左)と、東大教授の池谷裕二先生

NMB48の須藤凛々花さん(左)と、東大教授の池谷裕二先生

 NMB48のメンバーで哲学本『人生を危険にさらせ!』を刊行した須藤凜々花。哲学者を目指す彼女に、『脳はなにげに不公平』の著者で脳科学者の池谷裕二が、残酷な現実を突きつけた!?

*  *  *
池谷:脳を開くとすべての脳の活動は、すべて物理化学にのっとって動いている分子の化学反応なんです。そこから自由が生まれるとはどういうことなのか不思議に思います。

須藤:哲学は、自分の本能からどれだけ離れて生きるか、という感じがあります。そう考えることも分子の反応なんですか?

池谷:そうです。

須藤:くやし~い! 脳を開くことが悲しくなることはありますか。

池谷:最初は切なかったですね。生き生きと成長してきた脳を開くとただの物体だから。石ころと同じ。そもそもなぜこれが生きているのか、感情を持つのかがよくわからない。そのギャップが楽しい。ただ一つだけ確かなことがあります。僕らの体は時間を超えて同じ形を保っているでしょ。でも、体にある何十兆個の細胞は数カ月ほどで入れ替わってしまう。構成している物質は全部変わっているのに全体としては形を維持しています。これは不思議なことなんです。宇宙はすべて平坦(へいたん)な凹凸のない、単純な方向に進もうとしている。いわゆるエントロピー増大の法則ですね。

須藤:どういうことですか。

池谷:例えば、水に砂糖を入れたら溶けますよね。一度溶けたら、ほっといても砂糖の結晶には戻らない。全体に均一に散らばったほうが安定しているから形にならないはずなんです。ところが、人間はエネルギーを使って形を保っている。理由は単純で、宇宙を老化させるため。もっと言えば、私たちの存在は宇宙を死なせるためにあるんです。


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