10年間見続けた「観客神」がAKBを愛する理由 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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10年間見続けた「観客神」がAKBを愛する理由

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彼女たちが毎日を真剣に生きているから…(※イメージ)

彼女たちが毎日を真剣に生きているから…(※イメージ)

 大人気アイドルグループ・AKB48の初公演の観客はたったの7人だった。今では「観客神(かみ)セブン」と呼ばれる7人の1人・岡田隆志が、10年にわたってウォッチしてきたAKB48の魅力を語る──。

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「なぜそんなに夢中になるの?」とよく聞かれる。「毎日、劇場公演があるからだ」と答える。公演では毎回いろんなことが起きる。ハプニングもあれば、誰かがとてつもなく良いパフォーマンスをする日もある。誕生日を祝う「生誕祭」公演では、メンバーとファンの心温まる交流がある。千秋楽や卒業公演の日にはみんな泣き崩れる。その一回一回がまるで違うのだ。だから夢中になる。

「何が楽しいのか?」とも聞かれる。それはAKB48がアイドルの枠を超えた「人間の成長物語」であり、「筋書きのないドキュメンタリードラマ」であるからで、そのドラマに観客である私たちも参加しているからである。

 わかりやすい例は、シングル曲を歌うメンバーを投票で決める「選抜総選挙」だ。テレビ中継を見た人もいるだろう。ファンが投票権つきCDを購入し、応援したいメンバーに投票し、開票をする一大イベントだ。昨年は福岡で行われ、今年は新潟で開催される。

 秋元康プロデューサーやレコード会社、運営会社でなく、ファンの投票で決める。しかも順位が発表され、順位によってステージでの立ち位置までも決まるという徹底ぶりだ。これには20年以上アイドルを見続けていた私も驚いた。タブーとされていた人気ランキングが白日の下にさらされるのだ。会社の中で年収や個人成績が発表されたら、と考えればシビアさが想像できるだろう。それを10代、20代の女の子にやらせるのは酷なイベントだと当初は思った。


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