ランドリーのために宿泊も 100年続く帝国ホテルのおもてなし 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ランドリーのために宿泊も 100年続く帝国ホテルのおもてなし

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日本で初めてホテル内に洗濯部を設置。現在も外注せず、全員がホテルスタッフ(撮影/写真部・東川哲也)

日本で初めてホテル内に洗濯部を設置。現在も外注せず、全員がホテルスタッフ(撮影/写真部・東川哲也)

「シャツの洗濯を頼みたい。東京の帝国ホテルでしてくれるような……」

 映画「JM」(1995年)で、泥だらけの主人公に扮するキアヌ・リーブスがアドリブでこう話す。海外にまで帝国ホテルのランドリーサービスのファンがいることを象徴するシーンだ。

 日本で初めてホテルにランドリーが導入されたのは11(明治44)年。1日約600点もの衣類が工場に持ち込まれ、限られた時間内に完璧に仕上げられる。

「ランドリーに出すために宿泊される方もいらっしゃいます」

 と客室課ランドリーの石井英邦さん(44)。衣類は、要望がなくてもほつれを繕い、ボタンがなければ代わりを付け、シミ抜きもして宿泊客の手に戻される。

「直接お会いすることはなくても、お預かりした衣類をお客様と思って向き合っています」

 開業125周年を迎えた名門にはもてなしの心が細部に行き渡り、脈々と受け継がれている。

週刊朝日 2015年11月13日号


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