故山岸一雄氏 (c)朝日新聞社 @@写禁
故山岸一雄氏 (c)朝日新聞社 @@写禁

 つけ麺で人気のチェーン店、大勝軒が派閥争いで大揺れだ。

 1961年、東京・東池袋での創業以来、熱狂的なファンを獲得してきた。今年4月、創業者の山岸一雄さんが80歳で死去。2派に分かれた弟子たちが、いがみ合っている。

 その影響なのか、新宿・歌舞伎町で今月25日まで開催中の「大つけ麺博」での人気もイマイチ。記者も14日夜に食べに行ってみたが、出店ブース5店のなかで、客の入りが最も少なかったのが大勝軒だった。

 スタッフに「どっち派の出店ですか?」と尋ねると、「今日は、双方入り乱れています」との回答。互いに歩み寄りを見せているのか?

 翌15日、とんねるずの番組で「メーランおやじ」として人気を博したサッカー元日本代表GKで、キャプテンを務めた田口光久さんに両派の食べ比べをしてもらった。

 まずは、2代目大将が継ぐ東池袋の本店で、人気ナンバーワンのつけ麺(750円)を注文。

「僕は全国のラーメンを食べ歩いていますが、満腹感に関しては満点です。チャーシューも厚いね」

 頼んだのは並だったが、確かにボリュームがあり、おなかいっぱいになる。

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