生まれ変わるホテルオークラ東京 本館最後の一日 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

生まれ変わるホテルオークラ東京 本館最後の一日

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日

美しくライトアップされた本館1階宴会場側のエントランス(撮影/写真部・大嶋千尋)

美しくライトアップされた本館1階宴会場側のエントランス(撮影/写真部・大嶋千尋)

 8月31日、日本を代表する高級ホテル「ホテルオークラ東京」本館が、建て替えのため営業を終了した。和の意匠を凝らした空間の趣を残しつつ、2019年に新本館として生まれ変わる──。

「日本モダニズム建築の傑作」と言われたホテルオークラ東京本館が、最後の営業日を迎えた。

【その他の写真はこちら】ホテルオークラ東京本館 最後の一日

 1962年に開業。大倉財閥の2代目・大倉喜七郎が「世界に通用する本物のホテルで、欧米の模倣ではなく、日本の特色を出す」という信念を掲げ、建築家の谷口吉郎や小坂秀雄らが具現化した。

 フロントサービス課の内山千恵さん(36)はかつて、雑誌で見たメインロビーに魅了された。別の会社に就職したものの、諦めきれずに同ホテルに転職し、この空間を仕事場とした。

「先輩の教えや伝統が脈々と受け継がれ、ロビーに立つ重みを感じています。寂しい気持ちはありますが、明日からは新本館に向けた、新たなスタートです」

 現在は別館のみの営業で、2019年に新本館が開業予定。その設計に谷口吉郎の息子・吉生さんも携わる。日本の伝統美ともてなしの心は未来へと続く。

週刊朝日 2015年9月18日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい