おもてなしは不要? 地元溶け込む「地方移住」が人気 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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おもてなしは不要? 地元溶け込む「地方移住」が人気

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「孫ターン」で地方再生?

「孫ターン」で地方再生?

 同協議会が年3回企画する島暮らし体験ツアーは、医療機関の紹介や町民との交流会を開くシンプルな内容だ。しかし、13年から実施しているこのツアー参加者計約100人のうち約2割が実際に住み着いている。

 邑南町も町民優先の政策が結果的に人を呼び寄せている。「日本一の子育て村構想」を掲げ、中学校卒業までの医療費と第2子以降の保育料無料など、積極的な子育て支援を打ち出してきた。住民が住みやすい町づくりを目指し、その結果、次世代が帰りたくなる地域につながっているのだ。

「移住人口のパイを奪い合うよりも、いったん地域を離れても帰ってきたくなるような地域づくりにいま一度、目を向けるべきです」(前出の甲斐さん)

「血縁があって戻ってきた土地ですが、血縁だけではなく地元に溶け込もうとすることが、この町の住民になることだと思います」

 両親の出身地・邑南町に移り住んだ三上孝志さん(32)は明言する。

 孫が帰ってくる地域にこそ、地元資源をいかした町づくりのヒントがありそうだ。地方再生のカギは孫ターンにある。

週刊朝日  2015年8月28日号より抜粋


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