心優しき努力の人 東尾修が最年長2千本安打の和田を絶賛 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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心優しき努力の人 東尾修が最年長2千本安打の和田を絶賛

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
二回表中日2死一塁、和田は通算2千安打となる左翼線安打を放つ (c)朝日新聞社 

二回表中日2死一塁、和田は通算2千安打となる左翼線安打を放つ (c)朝日新聞社 

 史上最年長での2千本安打を到達した中日の和田一浩。西武監督時代に入団から彼をみていた東尾修氏は、その人柄と偉業をこう讃える。

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 べんちゃん、本当におめでとう。中日の和田一浩が2千安打を11日のロッテ戦(QVCマリン)で達成した。社会人を経ての入団で達成。しかも、入団したときは捕手からのスタートだった。42歳11カ月。史上最年長での到達は野球への情熱と日々の努力の積み重ねだったと思う。

 私が西武監督時代の97年に和田は入団した。当時から、強肩強打という触れ込みで、打撃がいいというのはスカウトから聞いていた。正捕手の伊東勤(現ロッテ監督)が晩年を迎えていた。次世代の捕手が必要だった。だから、捕手として大成してほしいと思っていた。

 キャッチングもうまいし、スローイングもいい。だが、今考えると、捕手向きの性格ではなかったよな。人懐っこい笑顔が象徴するように、素直で真面目な人間だ。捕手は相手を抑えるための配球だけじゃない。大差がついた中では、次の対戦への伏線も張る。レギュラーシーズンは投手を気持ち良く投げさせることに腐心してもいいが、シーズン終盤の大一番や、短期決戦の日本シリーズなどはまた変わる。さまざまな状況、局面を想定し、メリハリをつけた配球が求められるのだが、和田はどちらかと言ったら、1試合すべての球に対して、全力で抑えるための配球を考えるきらいがあった。


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