バブル再来? 量的緩和継続でハイパーインフレ突入も (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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バブル再来? 量的緩和継続でハイパーインフレ突入も

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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週刊朝日
1986年、衆院予算委で答弁する澄田元日銀総裁 (c)朝日新聞社 

1986年、衆院予算委で答弁する澄田元日銀総裁 (c)朝日新聞社 

“伝説のディーラー”と呼ばれモルガン銀行東京支店長などを務めた藤巻健史氏は、日本銀行がこのまま量的緩和を続ければハイパーインフレが起きるという。

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 花粉症で苦しい。そして悔しい。

 二十数年前、「森林を守ろう」というキャンペーンに賛同し、林野庁が管理する「緑のオーナー」制度に参加した。国有林の杉やヒノキなどに1口50万円を出資し、満期に伐採の収益金をもらう仕組みだ。

 何口か満期になっている。額面割れもいいところで、おおよそ元本の3割くらいしか戻ってこない。「国を相手に損害賠償を起こす動きが出ている」という新聞記事を数年前から散見するが、それはおかしい。木材が市況商品であることは、小学生でも知っているだろう。儲かったら利益を林野庁に返すつもりだったとでもいうのだろうか?「儲かったら自分のモノ、損したら補填せよ」は筋が通らない。

 私が悔しいのは損したことではない。損は自己責任だ。悔しいのは、自分の金で杉を植えて、今、花粉症で悩んでいることだ。自分で自分の首を絞めている。

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 1985年から89年は狂乱経済と言われたバブル期だが、そのときの消費者物価指数(CPI、全国・生鮮食品を除く総合、2010年基準)は、86年が前年比0.8%、87年が0.3%、88年が0.4%、89年が2.4%の増加だった。大半は黒田東彦日銀総裁が現在目標としている2%以下だった。しかし経済は狂乱した。

 3月中旬に公表された1月1日時点での土地の公示価格は、最高額地点が東京・銀座の山野(やまの)楽器で1平米3380万円と昨年と比べ14.2%の上昇だった。


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