「花子とアン」でおなじみの吉田鋼太郎 映画・テレビ出演のきっかけは小栗旬 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「花子とアン」でおなじみの吉田鋼太郎 映画・テレビ出演のきっかけは小栗旬

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 高校生の時のこと。英語教師から芝居のチケットを渡された。「劇団雲『十二夜』」とあった。内容を予習してから観ようと文庫を買って読んでみたら、少しも面白くなかった。芝居を観るのが憂鬱になった。

「でも、実際に観たら、ものすごい衝撃を受けました。生身の人間が目の前で演じるのを観るのは初めてだったけど、“演劇というのは読むものじゃない、観るものだ”と痛感したんです」

 吉田鋼太郎さんは上智大学に進学し、シェイクスピアを中心に上演する劇団に所属する。

「高校が全寮制の男子校で、世間から隔離された生活を送ってきたことの反動で、劇団には、“ちょっと目立ちたい”ぐらいの気持ちで入ったんです。そうしたらそこがものすごいスパルタで(苦笑)。入学してすぐ、5月の試験の日に、公演の仕込みが重なったので、先輩に、『休ませてください』と頼んだら、『試験と仕込みとどっちが大切なんだ!』と。それ以来、授業よりも芝居を優先させるような生活が続いて……」

 しばらくして、「シェイクスピア・シアター」に入団。看板俳優となる。

「20代の頃から、もう演劇の素晴らしさに取り憑かれていたんだと思います。演劇って、総合芸術っていうだけあって、知的な作業だけでも、肉体的な作業だけでも成立しない。頭と身体を同時に使いながら、五感もフル稼働させる必要がある。すべての働きがうまくいったとき、完全に日常を超える瞬間があるんです」


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