1970年生まれは790万円、05年生まれは2500万円の損! 年金制度のリアル (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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1970年生まれは790万円、05年生まれは2500万円の損! 年金制度のリアル

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週刊朝日#終活

「100年先まで年金は安心」──。政府はそう言うが、果たして本当だろうか。専門家に聞くと、年金財政はすでに危機的状況にあり、1962年生まれ以降の人は、支払う保険料のほうが、もらえる年金よりも多くなるという。最大の問題は「少子高齢化による世代間格差」だ。

 1970年代は現役世代10人で65歳以上の高齢者1人を支えていたのが、現在は3人に1人。2040年には現役1.5人で1人の高齢者を支えることになり、さらに将来的には1人で1人を担ぐ状況で、高齢者を支える人が圧倒的に足りない。生涯受け取れる年金の総額にも大きな差が生じる。

 学習院大学経済学部の鈴木亘教授の試算によると、1940年生まれの人が平均寿命まで生きると、納付した保険料よりも、3170万円多く年金を受け取れる計算になるという。50年生まれでプラス1030万円、60年生まれはプラス40万円。ところが、61年でプラスマイナスゼロになり、それ以降の生まれの人は支払った保険料のほうが、もらえる年金よりも多くなる。2010年生まれの人は2550万円の負担増になる。

「今、生まれた子供が、何もしていないのにすでに2500万円以上もの負担を強いられているのが、年金の現状なのです。同様の損得計算はかつて、内閣府や厚労省も出していました。しかし、若者の間に年金不信が広がるという理由で、次第に結果を公表しなくなりました」(同)


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