「ゴジラ」60年前、なぜ生まれたのか 最新作を機に原点を振り返る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ゴジラ」60年前、なぜ生まれたのか 最新作を機に原点を振り返る

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週刊朝日

 今年はゴジラがスクリーンに登場してから60年のメモリアルイヤー。7月25日にはハリウッドが手がけた最新作「GODZILLA ゴジラ」が全国の劇場で封切られる。

 1971年に公開された第11作「ゴジラ対へドラ」でメガホンを握り、最新作でもエグゼクティブプロデューサーの一人に名を連ねる映画監督の坂野(ばんの)義光氏(83)は、「第1作が強烈だった」と原点を振り返る。

 54年公開の第1作「ゴジラ」は、同年に起きた第五福竜丸船員の被ばく事件をきっかけに作られた。

「核実験によって太古の眠りから目を覚ました怪獣が、東京を破壊するという映像表現に心を動かされました。戦争の記憶がまだ生々しく残っていた当時の日本人にとって、恐ろしかった空襲や原爆の象徴として受けとめられた一面もあった。第1作は961万人の動員数を記録した、国民的な映画となりました」

 ゴジラの根底にあるのは文明批評の精神だ。

 50年代後半から60年代にかけて、ゴジラシリーズはさまざまな国に輸出され、日本にとって大きな外貨獲得手段の一つにまでなった。


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