警視庁遺失物センターに集まった傘たち(撮影/写真部・松永卓也)
警視庁遺失物センターに集まった傘たち(撮影/写真部・松永卓也)

 東京・飯田橋にある警視庁遺失物センター地下には、まさに“雨後の筍(たけのこ)”のごとく、次々と傘が生えて……いや、運ばれてくる。400平方メートルの倉庫に、常時3万本近くがあり、“ひと雨で3千本”増えるとか。

 昨年、めでたく持ち主と再会できた傘は1863本。返却率、わずか0.5%……。残った傘は鉄道会社などに戻され、リサイクル品として売られることも。

 梅雨の季節、電車や店から出るときは“傘”ねて、ご確認を。

週刊朝日 2014年6月27日号