自民党内で警戒される小泉進次郎の孤独と暴発 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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自民党内で警戒される小泉進次郎の孤独と暴発

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進次郎氏はいずれ、パパに同調するのか? (c)朝日新聞社 

進次郎氏はいずれ、パパに同調するのか? (c)朝日新聞社 

「脱原発」を掲げ、各野党からラブコールを受ける小泉純一郎元首相(71)。その動きと同様に気になるのは本当の“チルドレン”で、復興政務官を務める次男・進次郎氏の動向だ。

「父の思いは父の思い。私は安倍政権の一員として、政務官の職責を全うする」

 ぶら下がり取材に対し、一貫して、父の「脱原発」とは一線を画す姿勢を見せている進次郎氏。しかし、今月7日の名古屋の講演では、「このままなし崩し的に進んで本当にいいのかと、国民は感じているのではないか」と発言。経済重視で原発再稼働に突き進む安倍首相に対し、牽制球を放っていたのだ。

「二世議員の多い自民党ですが、キズナの深さはやはり小泉親子が一番です。今も折に触れ、進次郎氏はさまざまなアドバイスを受けていると聞きます。いずれは父の脱原発に同調し、安倍政権に矢を放つこともあるのではないか。そんな動きを予測してか、進次郎氏と距離を取り始める若手議員も出てきています。『危険人物』ということでしょうか。これまでは黙っていても人が集まってきた進次郎氏ですが、父親の発言を機に遠心力が働いている格好です」(自民党中堅議員)

 青年局長時代は毎週、カレー昼食会を主催し、約50人の若手同僚に自分の考えや真意を伝えることができたが、そういう場がなくなったことも、人が離れる一因だという。

 先月末には、政府が検討している「復興特別法人税の前倒し廃止」について、「被災地のみなさんはいい思いはしていない」と異を唱えていた進次郎氏。今後、安倍首相や自民党に背き、父に同調して脱原発へ動くこともあるのではないか?

 親子と関係の深いあるジャーナリストは、「原発再稼働の時期が大きなヤマ場になる」と指摘する。

「現在、4電力会社が計6原発の再稼働を申請していますが、来年春にも続々と再稼働する可能性がある。福島県を中心とする被災地には脱原発を望む感情が強く、『なぜ再稼働するのか』と小泉政務官に詰め寄るケースも出てくるでしょう。そういう声を聞くうちに、脱原発に振り切れることもあるのではないか。安倍首相に辞表を提出し、公然と批判することだってあるかもしれません」

 小泉親子が、安倍首相に「抵抗勢力」と言われる日は、そう遠くないかもしれない。

週刊朝日 2013年11月1日号


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