「出産適齢期を知らないから失敗」野田聖子・自民総務会長が考える少子化対策 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「出産適齢期を知らないから失敗」野田聖子・自民総務会長が考える少子化対策

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野田聖子(のだ・せいこ)1960年、福岡県生まれ。83年、上智大卒業、帝国ホテル入社。岐阜県議を経て93年に衆院議員初当選。自民党政権下で郵政相、消費者相を歴任し、2012年12月からは自民党総務会長。米国で卵子提供を受け、11年に長男を出産した(撮影/写真部・関口達朗)

野田聖子(のだ・せいこ)
1960年、福岡県生まれ。83年、上智大卒業、帝国ホテル入社。岐阜県議を経て93年に衆院議員初当選。自民党政権下で郵政相、消費者相を歴任し、2012年12月からは自民党総務会長。米国で卵子提供を受け、11年に長男を出産した(撮影/写真部・関口達朗)

田原総一朗氏(撮影/写真部・関口達朗)

田原総一朗氏(撮影/写真部・関口達朗)

 野田聖子自民党総務会長(52)がジャーナリスト・田原総一朗氏の中で、今後の少子化対策について語った。

*  *  *
田原:民主党政権で厚労相だった小宮山洋子氏に一つの仕事に何分かけられるか聞いたら、5分だという。厚労省は担当分野が広すぎて、全体を把握しきれないんです。そんな小宮山氏が、その後、少子化相も兼務させられていた。

野田:少子化は小さな問題のように扱われているけど、すべての分野で人がいなくなってしまうんですよ。自衛隊を国防軍にするとか議論しているけど、そこを担う若手がいないと意味がない。少子化対策というと女性のための政策と思われているけど、天下国家のためなんです。

田原:安倍政権になって、どんなことをするんですか。

野田:今、森雅子参議院議員が子育てをしながら少子化相を務められています。私もアイデアを出していて、生まれてからの支援だけじゃなく、生まれる前の「妊活(にんかつ)」をちゃんと教育していこうということを言っています。

田原:「妊活」ってなんですか。

野田:一つには、今は不妊治療がトレンドのようになっているけど、そこに至らないために自分の体について知ってもらおうということです。

田原:女性が子どもを産むのに適した年齢は18歳から26歳と言われていますが、その年齢で未婚の女性がたくさんいますね。

野田:ほとんどそうですよ。今は女性の平均初婚年齢が約29歳。なぜかというと、学校で出産適齢期を教えていないんですよ。「毎月生理が来ていれば大丈夫」と勘違いして、みんな失敗している。

田原:「草食系」といわれる男性が増えているけど、僕は女性のほうが結婚を面倒くさがっているんだと思いますよ。僕らの世代の女性がなぜ結婚したかというと、生活のためですよ。当時は総合職なんてなくて、女性の就職は簡単ではなかった。今の女性たちは経済的に自立できているのに、なんで男のパンツを洗わなきゃいけないんだということでしょう。

野田:私は2度も結婚しましたけどね。

田原:そこを聞いてみたいんですが、家族を持つことの良さってなんですか。

野田:家族は歯にきぬ着せぬ批評家で、そういうところはすごく自分にプラスになります。あとは、やっぱり孤独が癒やされますよね。家に帰れば息子は唯一の味方だという精神的なよりどころができる。息子に対して恥ずかしくない行為をすればいいんだという、一つの柱ができるんです。

週刊朝日 2013年5月31日号


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