俳優・仲代達矢 「内気な性格改善のため電車内で朗読」した過去 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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俳優・仲代達矢 「内気な性格改善のため電車内で朗読」した過去

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週刊朝日

 60年もの間、俳優として活躍する仲代達矢さん。役所広司さんなどを輩出してきた俳優養成所「無名塾」を主宰し、07年には文化功労賞に選ばれた、演劇界の大御所だ。しかし、そんな仲代氏も養成所時代は、内気な性格を直そうと、一風変わった方法で努力したという。

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 俳優座創立メンバーの一人、千田是也先生に「人間の本能や本質を見据え、表現するのが俳優」と教えられました。それまでの自分の体験、コンプレックスが俳優としての引き出しになる。よしと思いましたが、なにしろ演劇経験もまったくないうえ不器用でしたから、人の30倍は努力しました。

 内気な性格を直そうと、電車の中で突然、「私は俳優の卵です」と前置きし、小説や戯曲を朗読するんです。乗客にとっては迷惑な話ですが、これを1年間やりました。パチンコ屋では台の裏で玉を流す仕事をしてましたが、店の騒音を利用して大声でセリフの稽古をしたりね。

※週刊朝日 2012年3月9日号


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