小沢一郎・独占インタビュー第2弾(下)(2012/1/24掲載) (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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小沢一郎・独占インタビュー第2弾(下)(2012/1/24掲載)

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週刊朝日

◆法案は通らない、そして解散に...◆

――小沢さん自身は、今後の政局がどうなったらどう動くというシミュレーションはしているのですか。

 考えていますよ。やはり外部要因としては、世論調査の影響が大きい。なぜかというと、いまの民主党議員はマスコミの世論調査結果に敏感に反応して、すぐに右往左往するでしょ。その時々の国民の雰囲気が党内に伝わり、「これでは、とてもダメだ」という話になってしまう。

――前回のインタビューで小沢さんは「年内に衆院解散がある」と断言しましたが、こんな状況で野田首相は解散できますか。

 年内に解散・総選挙はあると思います。だけれど、野田さんができるかどうかはわからない。

 野田首相は「解散する」と脅しているけれど、野党が「解散しろ」と言っているんだから、脅しになっていない。あれは本当に不思議です。「解散するぞ」と言っても、誰も驚きません。野党としてはむしろ、解散してくれるならば、なおさら法案を通さないほうがいい、ということになるんです。

――解散・総選挙があるとすれば、野田首相が代わったときということですか。

 このまま野田首相が辞めざるを得ない状況になるかもしれませんが、そこで首相が代わっても、結局、選挙管理内閣ですね。「夏までに選挙します」とか約束して交代する以外ないんじゃないでしょうか。

――その場合、選挙の争点は何になりますか。

 恐らく消費増税法案は通らない。それで野田首相が代われば、民主党全体が消費増税反対ということになる(笑い)。やはり、これはわからないですね。政界再編の動きになるかもしれないし……。

 いま解散して選挙になっても、民主党も自民党も過半数を取れません。票はほかに行ってしまう。

 世論調査では、みんなの党の支持率が上がっていますし、橋下徹大阪市長の「大阪維新の会」が出てくれば、関西は維新の会に取られてしまう。地方では何だかんだ言っても自民党が強いし、浮動票がこなければ、民主党は勝てません。

 民主党はとにかく、マニフェストの原点に戻らなければ、何を言っても、何をやっても、国民に信用されません。民主党に限らず、既成政党のすべてが信用されなくなっている。だから、まだ世間で中身がよく知られていない、みんなの党や維新の会に浮動票が行ってしまうんです。


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