金正恩を呼び捨て、滅亡説も・・・「北」の現状 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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金正恩を呼び捨て、滅亡説も・・・「北」の現状

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週刊朝日#北朝鮮

「金家が継続して政権を握るようなら、国は滅びる」

 今、北朝鮮住民の間で占師のこんな言葉が急速に広まっているという。

 朝鮮半島では「巫堂(ムーダン)」と呼ばれる土着の霊能者が古くから庶民の相談に乗ってきた。北朝鮮では表向き禁止されているが、実際は今も多くの巫堂が影響力を持っているという。そんな存在による"予言"は何を意味するのか。中国の協力者を通してこの情報を入手した北朝鮮難民救援基金の加藤博理事長はこう語る。

「メディアの少ない北朝鮮では口コミ情報の力が強く、北端の中朝国境での噂が1週間で南端の38度線まで伝わると言われる。新体制への不安が、住民の間に蔓延していると思われる」

 金正日総書記の死後、新たな指導者となった金正恩(29)の手腕は疑問視されている。05年に脱北した40代女性Aさんは、94年に金日成主席が死去した直後に金正日が行った恐怖政治の再来を恐れる。

「あの頃は朝起きるたび『今日○○さん銃殺だって』と噂が回ってきた。電信柱の電線を盗んだだけで公開処刑された人もいた。本当に恐ろしい時代でした。権力基盤の弱い金正恩が力を誇示するため、同じようなことをしないか心配です」

 現在も弾圧は厳しく、例えば公開されていない金正恩の母親について口にしただけで"収容所送り"の危険があるという。


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