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関東地方は、あす28日(火)は春本場の暖かさに。最高気温は18℃くらいまで上がり、4月上旬並みの所が多いでしょう。「高温に関する早期天候情報」も発表されています。スギ花粉がピークを迎え、大量飛散に。万全な対策を。

一気に春本番

28日(火)から3月1日(水)は、日本列島に南から暖かな空気が流れ込むでしょう。関東地方は晴れて、気温がグングン上がりそうです。最高気温は18℃くらいまで上がり、4月並みの所が多いでしょう。一気に春本番の暖かさとなりそうです。

2日(木)は前線が通過するため、関東は午前中は所々で雨が降るでしょう。南風が吹いて、最高気温は平年を上回りそうです。3日(金)は一時的に冬型の気圧配置になりますが、強い寒気の南下はないでしょう。最高気温は平年並みで、薄着では少しヒンヤリしますが、真冬の寒さはなさそうです。

5日(日)から6日(月)は低気圧が関東沖を進むでしょう。関東は雲が多く、南部を中心に所々で雨が降りそうです。曇りや雨でも最高気温は15℃前後で経過するでしょう。

高温に関する早期天候情報も

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気象庁は関東甲信地方にも「高温に関する早期天候情報」発表しています。5日(日)頃から5日間平均気温平年差が+2.6℃以上とかなりの高温になる可能性があります。

この先2週間は、多少の寒暖差はあっても、強い寒気の南下はなく、季節先取りの暖かさの日が多くなるでしょう。

スギ花粉ピークに 大量飛散

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暖かさとともに、関東地方はスギ花粉の飛散がピークを迎えるでしょう。28日(火)以降、花粉の飛散量は一番上のレベルの「非常に多い」日が多くなる見込みです。花粉症の方は万全な対策が必要です。

3月下旬にかけてスギ花粉のピークが続く予想です。今年は大量飛散が見込まれるため、ピークの時期も長くなる可能性があります。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

帰宅後の花粉対策

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外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。