メイン画像
メイン画像

九州ではスギ花粉のピークを迎えています。25日(土)以降は、「非常に多い」予想が続きます。来週には関東や中国地方でも大量飛散の予想になっています。対策は万全にしてお過ごしください。

あす24日(金)雨予想でも油断禁物 対策はしっかりと

画像A
画像A

あす24日(金)は、本州の南に前線や低気圧が発生する見込みです。西日本と東日本は広い範囲で雨が降るでしょう。ただ、九州は午後になると雨が上がり、東海や関東は雨の降りだしが昼過ぎ以降なので、花粉が飛散しそうです。図のあす24日(金)15時のスギ花粉飛散予測でも、九州~関東の太平洋側を中心に色が濃くなっている所が見られます。お出かけの際は、油断なさらずにマスクやメガネなどの対策をしっかりしましょう。

来週は3月1日(水)ごろまでは、九州から関東にかけて広い範囲で晴れて、季節先取りの暖かさとなりそうです。関東や中国地方でも「非常に多い」予想の日が出てきます。まだ症状が出ていない方も、注意が必要です。

スギ花粉のピークは?

画像B
画像B
画像C
画像C

スギ花粉飛散のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬、高松や広島、大阪、名古屋では3月上旬から中旬の予想です。金沢、東京、仙台では3月上旬から下旬となるでしょう。今年は大量飛散が見込まれるところが多いため、ピークの時期も長くなる可能性があるでしょう。

スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉のピークが始まるところが多くなります。福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬の見込みです。大阪と名古屋では、4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

帰宅後の花粉対策

画像D
画像D

外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。