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あす24日(火)から、数十年に一度の非常に強い寒気が流れ込むため、北海道から九州にかけて日本海側は大雪に警戒が必要です。太平洋側の平地でも大雪になる恐れがあり、車の立ち往生などのリスクが高まります。大雪や猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害に警戒してください。

短時間に積雪が急増 見通しが全くきかないほどの猛ふぶきも

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あす24日(火)から26日(木)頃にかけて、日本付近には数十年に一度の非常に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるでしょう。
このため、北海道から九州にかけて、日本海側は広い範囲で大雪となり、海上を中心に非常に強い風が吹くため、暴風雪となる見込みです。日本海側だけでなく、太平洋側でも大雪となるおそれがあります。普段はほとんど雪の降らない地域でも雪が降り、平地でも積雪となる可能性があります。市街地でも雪の積もるおそれがありますので、雪への備えはきょう23日(月)のうちに進めるようになさってください。

「道路影響予測」によりますと、きょう23日(月)の午後から、四国や九州の山沿いや内陸部などで、積雪や路面の凍結による影響が出る見込みです。あす24日(火)から25日(水)にかけては、全国的に影響が大きくなるでしょう。短時間に積雪が急増し、見通しが全くきかないほどの猛ふぶきになる所が多くなります。車の立ち往生などのリスクが高まりますので、必ずスノータイヤを装備し、時間に余裕をもって、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。

(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。

(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。

(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

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もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。また、車外へ避難する場合は、ほかの車や除雪作業の邪魔にならないよう、連絡先などのメモを外から見えるところに置き、鍵をかけずにその場を離れましょう。