東北　日本海側　20日夕から猛吹雪　交通影響に警戒　来週は数年に一度の寒波の恐れ

東北の日本海側は強弱をつけながら雪と風が強まります。特に警戒が必要なのは20日夕方から21日で、この冬一番の強い寒気が入り、日本海側は猛吹雪の恐れがあります。来週の寒気はさらに強烈で、予想通りなら数年に一度レベルの寒気が南下し、日本海側で大雪や猛吹雪の恐れがあります。こちらは数日続く可能性があり、早めの備えが大切です。

①20日夕方～21日　日本海側　見通しのきかない猛吹雪に警戒

19日夜と20日夜はそれぞれ低気圧が東北北部を通過する影響で、東北地方は北部を中心に湿った雪や雨が降るでしょう。
特に、20日に通過する低気圧は発達して、21日にかけて冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの冬になって一番強い寒気が流れ込む見込みです。
東北日本海側は20日夕方から21日にかけて雪を伴った暴風が吹き荒れ、猛吹雪になるでしょう。交通への影響や高波に警戒が必要です。不要・不急な外出はできるだけ避けて、車で外出する際はスタック対策や食料、毛布などの準備を万全にしてください。

<東北日本海側　風と波の予想>
20日　最大風速(最大瞬間風速)
海上　23メートル(35メートル)
陸上　18メートル(30メートル)

21日　最大風速(最大瞬間風速)
海上　20から24メートル(25から35メートル)
陸上　15から19メートル(25から35メートル)

20日から21日　波の高さ
6メートル

②23日～26日頃　猛吹雪・大雪が続く　水道管破裂の恐れも

22日は冬型の気圧配置が緩み、東北日本海側の雪の降り方も弱まるでしょう。週明けの雪は長期戦になりなるため、食料や燃料の買い出し、雪下ろしを進めるチャンスです。
23日～26日頃は冬型の気圧配置が続く予想です。寒気の予想は26日をピークに秋田上空5,000m付近でマイナス45℃と、現在の予想のままであれば数年に一度あるかどうかの非常に強い寒波になりそうです。寒気の強さにはまだ幅はあるものの、日本海側では断続的に雪や風が強まり、外出が困難になることも想定されます。早めの備えをお願いします。
東北太平洋側も24日頃を中心に積雪エリアが拡大する可能性があります。
また、東北各地で厳しい冷え込みによって水道管が凍結・破裂する恐れがあります。外でむき出しの水道管は今のうちに保護したり、水道メーターに発泡スチロールを詰めたりして断熱するなど、こちらも対策を考えておきましょう。