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台風14号は、きょう17日(土)3時に「大型で猛烈」勢力に発達しました。このあと、「猛烈な」勢力を維持したまま北上し、きょう17日(土)昼過ぎには大東島地方に最も接近する見込みです。大東島地方では、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。

きょう昼過ぎに大東島地方に最接近

台風14号は、きょう17日(土)3時に、「大型で非常に強い」台風から「大型で猛烈な」台風に変わりました。

台風14号は、きょう17日(土)4時現在、南大東島の東約250キロの海上を1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側750キロ以内と西側650キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

このあとも、台風は南大東島の東海上を北西へ進み、猛烈な勢力を維持したまま、きょう17日(土)の昼過ぎに大東島地方に最も接近する見込みです。その後、あす18日(日)には奄美大島の東海上を通って、九州へ進むでしょう。

大東島地方ではトラックが横転するほどの猛烈な風

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大東島地方では、きょう17日(土)昼前から昼過ぎには、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な西の風が吹く見込みです。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
沖縄本島地方では、あさって19日(月)にかけて北のち西の強い風が吹き、きょう17日(土)夕方からあす18日(日)朝にかけては、北西のち西の非常に強い風の吹く所がある見込みです。強風に十分注意してください。

17日(土)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
大東島地方  30メートル(45メートル)
沖縄本島地方 20メートル(30メートル)
18日(日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
大東島地方・沖縄本島地方 20メートル(30メートル)

19日(月)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄本島地方 15から19メートル(20から30メートル)

また、大東島地方の沿岸の海域では、うねりを伴い猛烈にしけており、あす18日(日)夕方にかけて、猛烈なしけや大しけの状態が続く見込みです。うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

17日(土)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う。
大東島地方   12メートル
沖縄本島地方   7メートル
先島諸島     3メートル
18日(日)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
大東島地方    8メートル
沖縄本島地方   6メートル
先島諸島     3メートル
19日(月)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
大東島地方・沖縄本島地方 4から5メートル
先島諸島         2.5から3メートル

台風が近づく前の対策 暴風に備えて

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台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。