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関東では湿った空気の影響で、大気の状態が不安定になっています。埼玉県秩父市上吉田では1時間に58.5ミリの非常に激しい雨を観測。今夜にかけても局地的な大雨による道路の冠水や、落雷や突風による停電などに注意が必要です。

関東で大気の状態が不安定

きょう30日の関東は、強い日差しによって気温が上昇していることと、太平洋高気圧を回る湿った空気が流れ込んでいることで、大気の状態が不安定になっています。

埼玉県秩父市上吉田では午後2時53分までの1時間に58.5ミリの非常に激しい雨を観測。そのほか、関東の内陸部を中心に局地的に雨雲が発達して、落雷も多く観測されています。

大気の不安定な状態は今夜にかけても続く見込みで、いったん雨雲が弱まっても、再び同じような場所で雨雲が発生する可能性もあります。

今夜にかけて急な激しい雨や落雷の恐れ

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関東では今夜にかけても内陸部を中心にカミナリの鳴る確率が高く、いつどこで積乱雲が発達してもおかしくない状態です。今は晴れている所でも、この後は急に激しい雨が降ったり、落雷が発生する恐れがあります。

きょう30日に予想される1時間雨量は
関東北部で50ミリ、
関東南部で40ミリ、
甲信地方で50ミリ
となっています。

1時間に50ミリの雨が降ると、道路が冠水したり、視界が悪くなって車の運転が危険になることがあります。また、落雷や突風によって停電や倒木が発生する恐れもあります。

局地的な大雨(ゲリラ豪雨) 街中での注意点

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局地的な大雨(ゲリラ豪雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。