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きょう19日、福岡県と佐賀県に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。福岡県と佐賀県では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いており、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。

福岡県 佐賀県 「線状降水帯」による非常に激しい雨

きょう19日1時20分、福岡県と佐賀県に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
福岡県の福岡地方と筑豊地方、筑後地方、佐賀県南部では、前線の影響で、雨雲が発達し、「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっています。

きょう19日の昼前にかけても活発な雨雲がかかり、雨の降る量がさらに増えるおそれがあります。土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒してください。

「線状降水帯」とは

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線状降水帯は、雨雲が次々と発生し、発達しながら、風に乗って同じような場所に流れ込むことで、大雨をもたらします。線状降水帯による大雨に対して、2つのことに気をつける必要があります。

1つめは、線状降水帯は、数時間にわたって非常に激しい雨や猛烈な雨が降り続くため、集中豪雨を引き起こすことがあるということです。このため、雨が弱まってから避難しようと思っても、避難のタイミングを逃す恐れがあります。「まだ大丈夫」と油断しないで、状況が悪化する前に安全を確保することが大切です。すでに、あたりが浸水していたり、夜間で周囲が確認しにい状況になっていたりと、避難場所へ行くのがかえって危険な場合は、家の中の上の階にとどまったり、斜面から離れた部屋に移ったりするのも、選択肢の一つです。

2つめは、現在では、線状降水帯の発生する時間や場所を、正確に予測するのは難しいということです。いざ線状降水帯が発生した時には、すでに危険が迫っています。そんな中、避難にむけて、適切な判断をするには、できるだけ情報を収集することが大切です。スマートフォンが見られる状況であれば、雨雲レーダーなどを確認して、避難してください。