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向こう1か月は、気温が平年より高く、期間のはじめはかなり高くなる見込みです。しかし、気温の変動には注意が必要な時季です。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(5月7日~13日)季節外れの暑さの日も

今日(5日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。高気圧に覆われる日が多い見込みですが、週末は気圧の谷が通過して、天気は数日の周期で変わるでしょう。明日(6日)は全道的に晴れて、日中は紫外線対策をした方がよいでしょう。最高気温も7月並みの所が多く、道内ではオホーツク海側の内陸などで真夏日になる所もあるかもしれません。まだ、体が暑さに慣れていない時季のため、熱中症に注意が必要です。明後日(7日)から8日にかけては雨の降る所が多くなり、日本海側では雨脚の強まることもあるでしょう。週明け9日と10日は各地で晴れて、11日も日ざしがありますが、その後は雲が広がりやすくなりそうです。

2週目(5月14日~20日)やっかいなモノがピークに?

高気圧に覆われる日と低気圧の通過する日が交互に現れて、天気は数日の周期で変わるでしょう。札幌では平年では、シラカバ花粉の飛散がピークを迎えます。今年は飛び始めの時季が早くなりましたが、平年より多い予想となっており、エゾヨモギの花粉も多くなるころです。症状のある方は早めに医療機関を受診するなど、十分に対策をするとよさそうです。期間中の気温は平年並みか高く、日中は過ごしやすい陽気の日も増えてくるでしょう。

3~4週目(5月21日~6月3日)リラ冷えも

引き続き、天気は数日の周期で変わり、気温は平年並みの見込みです。ただし、道内では日々の気温の変動が大きくなる頃でもあります。5月下旬の北海道は暖かさや暑さを感じる日が増えますが、空気が急にひんやりとする日もあって、道民はリラ冷えと表現します。リラとは、札幌でこの時季に咲くライラックのフランス語です。オホーツク海の高気圧に覆われると、気温の低い海の上を吹く冷たい風が北海道に流れ込んで起きる現象で、本州でいう花冷えと似た言葉です。日々の気温の変動が大きくなり、最高気温が前日より10度位も低くなることがしばしばあるため、体調管理に注意が必要です。