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年末寒波(25日夜~28日)の影響で、日本海側は広く大雪となりましたが、太平洋側でも局地的に雪が強まりました。そこで28日、東北本線で栃木県から福島県を北上しながら、雪の変化を検証してみました。

年末寒波 師走として最強クラス

年末寒波(12月25日夜~28日)の影響で、日本海側は広く雪。彦根など近畿北部や山陰、青森など東北北部を中心に記録的な大雪となりました。師走としては最強クラスの寒気が襲来したため、太平洋側でも局地的に雪が強まりました。福島県中通り(太平洋側)では、福島市で28日に一時33センチまで積雪が増えました。そこで28日、東北本線で栃木県から福島県を北上しながら、雪の変化を検証してみました。

東北本線で見る 雪の状況

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28日午後、宇都宮は雪は全くなし。黒磯あたりからうっすら雪。郡山、二本松も数センチ程度。福島駅手前の南福島あたりから少し増え、福島駅は線路は真っ白。ホームも除雪したのか雪が溜まっていました。

さらに電車で10分ほど北上した伊達駅は、ホームに降りたとたん、数10センチの雪。ホームの屋根のない所は除雪されておらず、ズボズボ雪に埋まりながらホームを歩く感じでした。同じドアから降りた女性は、大きなスーツケースを持っており、大変そうでした。

白河~郡山~福島~伊達は同じ中通りでも、中通り南部・中部は雪が少なく、中通り北部は大雪というのが改めて分かります。

また、駅前から国道4号線に続く道路は、除雪や凍結防止剤の散布などされておらず、とけかかった雪が凍結していて、車の運転はガタガタ・・・。車の運転は冬用タイヤでもスリップするのでは・・と怖かったです。前の車と距離をとって運転しないと、かなり危険に感じました。

大きい道路は、除雪や凍結防止剤が散布されているようで、凍結はなく雪はとけていましたが、道路状況はあまり良くなかったです。車の運転は慎重に・・・というのを改めて感じました。

路面状況の悪化に注意

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きょう(29日)は、寒気は一旦後退し、日中は全国的に気温が上がります。日本海側も山陰~東北の平地では雪ではなく雨の所が多くなりそうです。路面状況の悪化や雪崩・屋根からの落雪に注意が必要です。

また、いったんとけた雪はあす(30日)の朝にかけて凍結しツルツルに滑りやすくなります。路面の凍結によるスリップ事故などに注意して下さい。

30日夜からは再び、先日の年末寒波と同じくらいのレベルの強い寒波が襲来します。車は必ず冬装備で。予定の変更も含めて、無理のない行動をお願いします。