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きょう20日(土)、室蘭地方気象台から、鷲別岳(わしべつだけ)の初冠雪が観測されました。今シーズンは、北からの寒気の流れ込みは弱く、平年より20日も遅い観測になりました。

北海道 室蘭から鷲別岳の初冠雪 平年より20日も遅い観測

きのう19日(金)、北日本付近を寒冷前線が通過しました。前線の通過後は、寒気が流れ込みました。

きょう20日(土)、室蘭地方気象台から、鷲別岳(わしべつだけ)の初冠雪が観測されました。平年より20日遅く、昨年より16日遅い観測です。

初冠雪とは

初冠雪とは、観測所から見ることができる山が雪などで白くなっていることを「目視」で確認できる状態が、8月以降に初めて確認できた日です。

観測は随時行われますが、仮に山頂に積雪があったとしても、"観測所から目視で確認できること"が条件なため、山頂の様子が見えず確認できない場合には初冠雪とはなりません。

北日本の季節の進みゆっくり

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今シーズンは、北からの寒気の流れ込みは弱くなっています。10月31日から11月19日までの平均気温は、室蘭市10.4℃、札幌市8.9℃、青森市10.9℃、仙台市13.0℃など、いずれも平年より2℃以上高くなっています。

22日(月)は、寒冷前線が、日本列島を通過する見込みです。前線の通過後は、寒気が流れ込むでしょう。この寒気も、北から流れ込むのではなく、影響は九州など西日本が中心になる見込みです。北海道など北日本では、この先も、季節の進みはゆっくりとみられます。