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2月に入ってから道内では寒さが緩んだり、厳しくなったりを繰り返していましたが、今週末からは寒さの緩む日が多くなりそうです。最新の一か月予報をもとに、予想される天候の特徴をまとめてみました。

1週目(2月13日~2月19日) 気温上昇、3月並みの陽気に

今日(11日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

日曜日(14日)頃までは北海道付近に移動性の高気圧が張り出し暖かい空気が流れ込むため、広い範囲で晴れて気温も上がります。最高気温は5度くらいまで上がる所が多く、広く3月中旬から下旬並みの陽気となりそうです。

ただ、ここ数日で記録的な積雪となった岩見沢方面などでは屋根からの落雪やなだれに十分注意して下さい。また、雪がとけて大きな水たまりができたり、雪が多く残る中通りなどでは雪がゆるんで走りにくくなったりと、車の運転はいつもとは違う注意が必要となりそうです。

来週も気温は平年よりも高めですが、各地で天気が崩れます。月曜日から湿った雪や雨が降り出し、火曜日以降は降り方や風が強まる見込みです。低気圧の発達の程度によっては荒れた天気となる恐れがあるため、最新の気象情報に注意が必要です。

2週目(2月20日~2月26日) 季節の歩みは順調に

この期間は冬型の気圧配置の強さは平年並みで、日本海側では曇りや雪の日が多くなりますが、気温は平年並みか高くなりそうです。札幌の平年の積雪のピークは2月20日頃です。この頃からは次第に積もる雪よりとける雪の方が多くなる時季です。今年の雪どけは例年より少し早まるかもしれません。また、割合晴れる日が多くなりそうな太平洋側やオホーツク海側では雪どけのスピードは早まりそうです。

3~4週目(2月27日~3月12日) まだまだ油断は禁物

平年の最高気温が広い範囲でプラスとなり、季節の歩みを感じられる時期となりますが、今年の3月のスタートは太平洋側を中心に低気圧の影響を受けやすくなりそうです。一日で降った雪の量の北海道記録は1970年の帯広で観測した102センチですが、これは3月に記録したものです。低気圧のコースや発達の程度によっては局地的なドカ雪や暴風雪の恐れがあるため、まだまだ油断は禁物です。