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台風15号が首都圏に猛威を振るいました。関東では記録的な暴風が吹き荒れ、千葉県千葉市で最大瞬間風速57.5メートルを観測しました。

首都圏で記録的な暴風

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台風15号は9日午前3時前に神奈川県の三浦半島付近を通過、午前5時前に千葉市付近に上陸しました。今回の台風は比較的コンパクトなため、荒天の期間は比較的短かったものの、深夜の首都圏に猛威を振るいました。
関東を中心に9日の未明から明け方にかけて記録的な暴風が吹き荒れました。最大瞬間風速は千葉県千葉市で57.5メートル(4時28分)、千葉県木更津市で49.0メートル(2時48分)、千葉県成田空港で45.8メートル(5時36分)、東京都羽田空港で43.2メートル(3時27分)、神奈川県三浦市で41.7メートル(1時33分)を観測。いずれも観測史上1位となり、記録的な暴風が吹き荒れました。
上の写真は神奈川県横浜市の様子で、太い木の幹が折れてしまっています。横浜市でも41.8メートル(3時12分)の最大瞬間風速を観測しました。関東を中心にSNSでも倒木や電柱が倒れているなどの被害が多数報告されています。

首都圏で非常に激しい雨

台風本体の活発な雨雲が首都圏にかかり、猛烈な雨や非常に激しい雨も降りました。1時間雨量は静岡県天城山で109.0ミリ(0時31分まで)と観測史上1位の値を更新しました。天城山の24時間雨量は441.0ミリ(8時20分まで)に達しました。
そのほか、都市部でも非常に激しい雨が降りました。1時間雨量は横浜市で72.0ミリ(3時50分まで)、東京都江戸川区で72.0ミリ(4時29分まで)、千葉県鋸南町で70.0ミリ(3時47分まで)、東京都羽田空港で64.5ミリ(4時12分まで)といずれも9月の1位を更新しました。
記録的な暴風や大雨で、朝になっても鉄道のダイヤが大幅に乱れたり、千葉県を中心に大規模な停電が続いたりするなど、台風15号は首都圏に大きな影響を与えました。