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局地的な激しい雨は火曜まで。水曜以降は太平洋側中心に大雨か。一方、熱帯低気圧の雲がフィリピンの東にあります。

火曜まで雨雲や雷雲が発達しやすい

ここ数日は上空に寒気を伴った気圧の谷が日本付近を次々と通過し、大気の状態が不安定になって、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達しました。23日(日)も同じような状況が続き、局地的な激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。さらに24日(月)、25日(火)も、上空の寒気の影響を受けるでしょう。ただ、26日(水)以降は一転、本州から南に離れて停滞していた梅雨前線が、ついに本州付近まで北上してきます。

水曜から梅雨前線が北上、活発化

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26日(水)は梅雨前線が西日本まで北上する見込みです。湿った空気が流れ込んで、前線の活動が活発になるでしょう。九州から近畿は広い範囲で雨が降り、梅雨入りが記録的に遅れていた地方もようやく本格的な雨の季節を迎えそうです。梅雨前線は来週末にかけてさらに北上し、日本海に延びる見込みです。雨の範囲が広がって、降り方も強まるでしょう。九州から関東では太平洋側を中心に大雨となるおそれがあります。

熱帯低気圧の動向に注意

一方、梅雨前線からさらに南へ離れたフィリピンの東には熱帯低気圧の雲がまとまっています。この熱帯低気圧は、24日(月)頃にかけては急速に発達することはないものの、じわりじわりと北西へ進むとみられます。発達して台風になるか、日本列島へ近づくかは、まだはっきりしませんが、熱帯低気圧の北上に伴って、雨雲の元となる暖かく湿った空気が日本周辺まで大量に流れ込んでくることも考えられます。来週は梅雨前線の動きとともに、熱帯低気圧の動きにもご注目ください。