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九州北部はまだ梅雨入りしていません。九州北部の梅雨入りの平年日は6月5日ごろで、すでに10日以上遅れており、きょう17日現在、統計が開始された1951年以降で3番目に遅い記録に並びました。九州北部はあす18日以降、これまでに比べれば雲が広がりやすくなりますが、雨が少ない傾向が続きますので、農作物や水の管理に注意が必要です。

九州北部の梅雨入り 過去3番目に遅い記録に並ぶ

おととい15日土曜日に東北北部の梅雨入りが発表されましたが、きょう17日現在、九州北部は、中国・四国・近畿と同様、梅雨入りがまだ発表されていません。九州北部の梅雨入りの平年日は6月5日ごろで、すでに12日遅くなっています。過去の遅い記録は、3位が1969年の6月17日で、きょう、この記録に並びました。2位はおととし2017年の6月20日、そして、1位は1967年の6月22日で、こういった記録も次第に近づいています。

九州 北と南で違う天気に

きょう17日月曜日は九州北部・南部とも晴れましたが、あす18日火曜日は南から雲が広がり、あさって19日水曜日は九州南部を中心に雨が降る見込みです。これは、梅雨前線が沖縄付近から九州の南岸付近まで北上してくるためです。
ただ、その後、この前線は少し南下する傾向が見られます。このため、前線に比較的近い九州南部では今週後半も雨が降りやすい天気になりそうですが、九州北部はくもりの日が多く、特に前線から遠い福岡県などでは晴れ間が出る日もあるでしょう。九州の天気は北と南で大きく異なりそうです。福岡県など水不足が心配される地域もあるため、農作物や水の管理に注意してください。