今季最強寒波の影響で、週末は、全国的に、この冬1番の寒さ。日曜の最低気温は、東京でも氷点下の予想。名古屋など太平洋側でも雪が降り、新幹線など交通機関に影響が出る恐れ。センター試験は注意。

どれくらい寒くなる?

今夜から、日本付近には「今季最強寒波」がやってくるでしょう。寒波の流れ込むタイミングは2回ですが、2回目にあたる週末の寒波は一段と強く、これまでよりも広い範囲に流れ込みそうです。石川県輪島市の上空では、数年に一度レベルの強い寒気が入る予想です。このため、北海道や東北だけでなく、関東から西でも、厳しい寒さになりそうです。
中でも15日日曜に、最低気温が「氷点下」と予想されているのは、全国のアメダスの約9割。これは、今季最も多い予想です。つまり、今まで氷点下になっていない所でも、今回は「氷点下の冷え込み」になる所が増えそうです。
【誰かに話したくなる 豆知識】
気象庁では、日最低気温が0度未満の日を「冬日」としています。ちなみに、日最高気温が0度未満の日を「真冬日」と呼ぶのです。
東京では、この冬は、まだ「冬日」になっていませんが、15日日曜の最低気温は、氷点下1度と「冬日」が予想されています。東京の、この冬(2017年1月9日まで)の最低気温は、一番下がった時で、2016年12月17日の0度ちょうどだったので、いよいよ、東京でも氷点下の冷え込みになりそうです。今日1月10日には、東京で平年より16日早くウメが開花しましたが、咲き始めたウメの花も凍える寒さですね。
全国的にも、週末は、朝晩の冷え込みが一段と強まるので、これまでよりも万全な寒さ対策が必要です。センター試験にお出かけの方は、手がかじかんでしまわないよう、手袋をご用意下さい。また、指先を温めるためにカイロを用意するのも良さそうです。
そして、週末は、日中もあまり気温が上がらず、厳しすぎる寒さでしょう。最高気温は、北海道や東北だけでなく、関東から九州も、ほとんどの所で10度に届かない予想です。昼間のお出かけも、一番暖かい服装を、ご用意下さい。

太平洋側でも雪?

一方、この強い寒気の影響で、日本海側だけでなく、太平洋側でも雪の降る所があるでしょう。
特に、名古屋などでは、地形の影響で、風がぶつかりやすく、雪雲が流れ込みやすくなりそうです。日本海側とは違い、普段、あまり雪に慣れていない所ですので、鉄道や高速道路など、交通機関に乱れが出る恐れもあります。雪で、路面が凍ると、足元も悪くなるので、移動の予定のある方は、時間に余裕をもってお出かけになるなど、早めの対策を心がけて下さい。
なお、お出かけ前には、最新の予報をチェックして下さいね。