北極では、10月に入ってからも海氷面積がなかなか拡大せず、10月中旬以降、過去最小の面積で推移しています。

アメリカの海洋大気庁のデータに基づき、1978年以降の北極の海氷面積の変化を調べてみました。今年は夏以降、ゆっくりと海氷面積が増えてきてはいるものの、10月に入っても拡大の歩みが遅れています。10月中旬以降、昨年2015年を下回り、過去最小の面積で推移しています。
近年の地球温暖化の影響により、海氷面積は縮小しています。また、近年、北極海の海氷面積の変化は、冬の天候に大きく影響を及ぼすという研究成果が出ています。今後の冬の天候が気になるところです。
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