道内は10月に入り、日本海側やオホーツク海側を中心に曇りや雨の日がほとんどとなっています。まだ日本海の海面水温が18℃くらいあるこの時期は、相対的に暖かい海面上に冷たい空気が流れ込むと、次々と雨雲ができ、札幌や旭川など日本海側では雨の降りやすい天気となります。

明後日にかけ11月並みの強い寒気 居座る

北海道の上空には11月並みの強い寒気が流れ込んでおり、今日(12日)も、最高気温は各地で12度前後にとどまり、10月下旬から11月上旬並みの寒さとなりました。札幌でも最高気温は12.9度と10月下旬並みで、日中でもマフラーや手袋をしている方が多くみられました。この寒気の影響で、旭川など日本海側北部を中心に雨が降り、気温が低い北見峠や三国峠など標高の高い峠では日中でも雪がまじり、うっすら路面が白くなった所もありました。
11月並みの強い寒気は、明後日(14日)まで居座り、寒さと日本海側を中心に雨の降りやすい天気が続きます。ただ、週末には寒気がぬけるため15日、16日ともに全道的に秋晴れとなり、行楽日和となりそうです。

この時期は虹が見られるチャンス

虹は雨の水滴に太陽の光が反射してできるので、雨が降っている逆の方角から日が差している時に見られます。この時期は、晴れ間が出ているのに雨が降り、虹のかかる事が多くなります。日差しがあるのに、雨が降っている時は、太陽とは逆の空を見上げてみて下さいね。