梅雨明けが遅い関東甲信。「夏空へGO」といきたい夏休みなのに、東京は1週間連続で真夏日になっていません。でも、週末に向け、天気も気温もチェンジ。花火大会は熱中症に注意。

東京 いつもと違う夏

関東甲信地方の「梅雨明け」は、平年だと7月21日ごろですが、今年は遅れています。
今日26日火曜日も、関東甲信地方は、広い範囲で、曇りや雨となっています。
なかなか夏空とはいきませんが、気温も、夏休みとは思えないくらい、低い状態が続いています。
東京の午後3時までの最高気温は、27度4分と、今日で1週間連続して、真夏日になっていません。
【豆知識】
「真夏日」とは、最高気温が30度以上の日のことです。
もっと暑くなって、最高気温が35度以上の日は「猛暑日」と呼びます。
ちなみに、平年だと、東京の7月26日の最高気温は、30度5分。
真夏日が続く時期なのですが、今年はいつもと違って、なかなか暑い日が続いていません。

涼しい梅雨空 終わりが見えた

でも、この先は、気温も天気も変わり目を迎えそうです。
週末にかけての予報をみてみますと…
あす27日水曜日は、雲の多い天気で、関東北部を中心に、雨が降るでしょう。
東京は、傘マークはありませんが、お出かけには念のために傘をお持ち下さい。
そして、27日水曜日から28日木曜日は、気温の変化に注意が必要です。
最高気温は、東京でも30度を超えて、ようやく真夏日になりそうです。
天気は曇りマークで、まだスッキリしませんが、南風が気温を押し上げるので、かなり蒸し暑くなってきそうです。
湿度が高いのも、熱中症にかかりやすくなる原因の一つです。
無理をしないで、お部屋の中でも、なるべく風通しを良くして下さい。
週末にかけても、東京の最高気温は30度を少し超えるくらいの日が続くでしょう。
最低気温は、東京では24度~25度くらいで、寝苦しい夜も続きそうです。
夜も、しっかり体を休められるよう、適度に冷房を使って涼しくして下さい。
ちなみに、30日土曜日は「土用の丑の日」ですね。
バランスを考えながら、栄養をしっかり取って、連日の暑さを乗り切って下さい。

週末 「花火大会」や「山のレジャー」の注意点

さらに、29日金曜日以降は、天気もこれまでとは変わってくるでしょう。
東京では、今年の7月後半は、いつもの年よりに比べて曇りや雨の日が多くなりましたが、29日金曜日は次第に晴れるでしょう。
その後も、週末は「曇りマーク」に「晴れマーク」が加わる日が続きそうです。
ただ、そうなると、日差しの暑さも加わりそうです。
この週末は、30日土曜日に「隅田川花火大会」が行われるなど、花火大会を楽しみにされている方も多いはず。
昼間から場所を確保しようと、外に長くいる場合は、いつのまにか汗を大量にかいてしまいますので、飲み物を多めに用意して下さい。
夜も、かなり蒸し暑くなりますので、うちわやクーラーボックスなど、暑さ対策グッズの準備も万全に。
一方、関東北部では、30日土曜日頃まで、雨の降りやすい状態が続きそうです。
関東南部でも、暑くなると、山沿いを中心に、急に雨雲やカミナリ雲が発達することがあります。
【豆知識】
急な雨や、カミナリをもたらす雲は「積乱雲」と呼ばれる雲です。
積乱雲が近づいているサインがこちら。
①真っ黒い雲が近づいてきた。
②カミナリの音が聞こえてきた。
③急に冷たい風が吹いてきた。
こんな時は、すぐに安全な所へ避難して下さい。
夏休みのレジャーは、空模様の急な変化に、十分お気を付け下さい。