天候不順 エルニーニョの影響 気象庁

2015/09/18 18:59

気象庁は18日、8月中旬以降の不順な天候についての見解を発表しました。8月中旬から9月上旬にかけて本州付近に前線が停滞しやすく、九州から東北で平年に比べて雨の量が多くなりました。エルニーニョ現象による影響が関連していたとしています。

九州~東北 曇りや雨の日が多かった 8月中旬から9月上旬ごろ(8月11日~9月11日)にかけて、九州から東北の広い範囲で、曇りや雨の日が多くなりました。 前線や低気圧の影響を受けやすかったことに加え、台風15号と18号の上陸により、長期間にわたって雨の降りやすい状態が続きました。 9月上旬ごろは関東と東北で記録的な大雨となった「平成27年9月関東・東北豪雨」が発生しています。 ●降水量 九州から関東は太平洋側で平年の2倍、日本海側でも平年に比べ多くなりました。 ●日照時間(8月11日~9月11日) 全国的に平年に比べて少なくなりました。 天候不順をもたらした原因 天候不順となった原因は、2014年夏から続くエルニーニョ現象によるものとみられます。 ●8月中旬~9月上旬ごろ エルニーニョ現象により、インドからフィリピン付近で雲が発生しにくくなりました。 そのため、偏西風が平年よりも南を流れるとともに、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが平年より弱い状態が続きました。 また偏西風が日本の西で南に蛇行したため、日本付近に湿った空気が入りやすくなり、本州付近に前線が停滞しました。 ●8月下旬 台風15号の上陸や、オホーツク海高気圧からの湿った北東の風の影響を受けました。 ●9月上旬 日本付近で偏西風の蛇行が大きく、大気の流れが遅くなりました。このため台風18号から変わった低気圧は日本付近で動きが遅くなり、台風17号の影響も加わって関東と東北で記録的な大雨となりました。 この先 晴れ間あるが 湿った空気の影響は続く 17日発表の1か月予報によると、今後2週間程度(9月19日~10月2日ごろ)は、全国的に天気は数日ごとに変わる見込みです。ただ、関東と東北、北海道は前線や低気圧、湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多い見込みです。 沖縄・奄美は2週目(9月26日から10月2日ごろ)を中心に湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。

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