22日、総務省消防庁から、最新の「熱中症による救急搬送状況」が発表されました。それによると、先週から熱中症で搬送される人が急増中。きょうも暑さが続き、関東や東北、北陸で猛暑日に。熱中症に警戒が必要です。

上の図は、総務省消防庁が発表した「熱中症によって救急搬送された人の数」です。先週(7月13日~19日)は6000人を超える人が熱中症で搬送されました。そのうち14人が亡くなり、178人が重傷という事態に。
折れ線グラフは、30度以上の真夏日を観測した地点数を表したもの。「気温が上がる」と「熱中症患者が増える」というように、搬送者数と真夏日地点数が比例していることがわかります。
日別で見てみると、13日~15日にかけては、1日あたり1000人を超えています。振り返ってみると、13日は「東北で13年ぶりに38度超え」、14日は「館林で39度3分を観測」、15日は「館林 5日連続猛暑日」というように、猛烈な暑さとなった日でした。
過去の記録を見てみると、1日に1000人以上搬送されるのは、年に10~20日ほどです。

きょうも猛烈な暑さ 熱中症に厳重警戒

きょうも関東や東北、北陸などで気温がグングン上がっています。13時30分現在、群馬県館林で37度4分を観測するなど、猛烈な暑さとなっている所も。東北は特に岩手県や山形県で暑さが厳しく、岩手では県内のアメダスの半数ほどで、今年の最高気温を更新しました。
熱中症の搬送者数は高齢者が半分以上を占めます。周りの高齢者の方に目を配って、必要ならば声をかけることも大切です。
また、子どもたちが夏休みに入り、屋外でのレジャーに出かける方も多いかと思いますが、日傘や帽子などで強い日差しを遮るようにしてください。室内でも冷房を適切に使うようにしましょう。そして、屋外でも室内でも、こまめに水分や休憩をとって、無理をしないように心がけてください。
熱中症について詳しくは、下のリンク「熱中症情報」もぜひご覧ください。