長期休暇が取れる人、取れない人、人混みが苦手だったり、出不精だったり…。
今回は、おうちで楽しめる「お風呂」についてのあれこれを<準備編>としてまとめてみました。おうちも、自分も、リフレッシュして「整う」ことを試してみてはいかがでしょうか?
お気に入りの方法を見つけたら、きっとこれから先の楽しみにもつながるかもしれませんね。

この時期だからこそ、お風呂はいいんです

少し汗ばむ日も出てくる、この時期。冷たいものが美味しく感じることも増えてきましたね。一方で、朝晩などは思いの外、肌寒く感じることも。体感以上に、体は季節に追いつこうと頑張ってくれています。また、年度末から新年度で忙しかった方も多くいらっしゃることでしょう。気候も過ごしやすい日が出てきて、気持ちも体もちょっと緩むこの時期に、しっかりと休養を取ることは大切なことのひとつですよね。お風呂に入ることはその助けになるかもしれません。ぜひ試してみてください。お風呂に入ることによって得られる効果として主なものを少しあげておきます。
「温熱作用」「静水圧作用」「浮力作用」「清浄作用」
体が入浴によって温まることで、血液循環がよくなり、新陳代謝が活発に。毛穴が開くことで、皮脂や汚れの排出を促してくれたり、筋肉や関節などの緊張が緩んだり、解れたりします。また副交感神経が優位となって、リラックス効果を得ることができます。

どうしたら効果的?

古くから、日本では「湯治」という治療法があります。広辞苑では『温泉に浴して病気を治療すること』とあり、季節の行事とともにある柚子湯や菖蒲湯などもその流れを汲んでいるようです。また入浴方法についても様々な方法があり、今回は、自宅で取り入れやすい、効果的な方法を少しご紹介します。

☆お風呂に入る時間帯
就寝する1〜2時間前がおすすめ。これは入浴で上昇した体温が下がっていくタイミングで眠りに就くと、ぐっすりと疲れが取れるような質の良い眠りに導いてくれるそうです。また、食事後すぐや飲酒後は避けましょう。

☆お風呂のお湯
リラックスするための入浴については、40℃くらいの温度で、肩まで浸かる全身浴がおすすめです。これは先程ご紹介した作用を効果的に得ることができるから。一方で、心臓や肺などが弱い人は、負担を減らすために、みぞおちあたりまで浸かる半身浴がよいようです。

☆入浴時間
全身浴で10分程度がよいそうです。目安は顔などが少し汗ばんでくる程度で、のぼせないように注意をしましょう。

☆入浴後
湯冷めしないように、しっかりと水分を拭って、冷やさないようにしましょう。水分もしっかりと補いましょう。

この時期だからこそ、キレイにしちゃおう

せっかくお風呂でリラックスした時間を過ごすなら、気持ちのよい環境で入浴したいですよね。この時期に浴室をお掃除しておくことは、これからやってくる梅雨の時期に発生しやすいカビを防ぐことにもなり、とてもおすすめです。年末の大掃除でキレイにした場所を保つ、「小掃除」としてもとても有用です。お掃除の流れは上から下へというのが基本です。換気→天井→壁→浴槽→床→排水溝という具合です。場所ごとに簡単なお掃除方法もご紹介します。

☆天井や壁、床など
主な汚れはカビだと思います。しかし、カビ取り剤などを天井に塗布すると、自分にかかってしまうことがあり、危険です。このような場所へは、ボロ布などに消毒用エタノールを染み込ませて拭い取るのがおすすめです。高所になったりしますので、安全に十分注意しながら進めていきましょう。壁や床はクエン酸を水で薄めたもので、ブラシを使って擦るとキレイにできます。

☆浴槽
皮脂の付着が主な汚れかと思います。この場合は、しっかりと濡らしたスポンジに重曹を振りかけて、円を描くように擦るとシャワーですっきりと流すことができます。ひどい汚れの場合は、重曹と水を3:1ほどの割合でペーストを作り、汚れに塗ってラップでパックします。30分ほど放置するととても落としやすくなります。

☆排水溝
浴室の中で1番の難敵なのが排水溝ですよね。こびりついてしまったヌルヌルも、この方法で落としてみてください。ビニール手袋をして、ゴミ受けに溜まっている髪の毛などの汚れを除きます。塩素系の泡タイプの漂白剤をたっぷりと吹きかけます。そのまま30分放置します。シャワーでしっかり流して、残った汚れは古歯ブラシなどで軽く擦り落とします。外せるパーツがある場合は、一旦外して、細かな部分もしっかりとこすり洗いをしておくのがおすすめです。

ピカピカのお風呂で、自分も、気分もピカピカに!
参考
大阪市/知ってますか?水道の”ええ”使い方