トートバッグは生地の種類やサイズ、柄などさまざまなバリエーションがあるアイテムです。仕事や学校、プライベートを問わず使いやすいため、日常的に愛用している人も多いでしょう。ただ、日頃から持ち歩く機会が多ければ、その分汚れやすいところがネックかもしれません。

実はトートバッグには、正しい洗い方や干し方があります。今回はトートバッグを洗濯機で洗えるか、トートバッグの正しい洗い方や干し方を紹介します。

トートバッグは洗濯機で洗える?

トートバッグが洗濯機で洗えるかどうかは素材によって異なります。トートバッグにはさまざまな素材が用いられています。例えば厚手のキャンバス生地やコットン、ナイロンでできているトートバッグは洗濯機で洗えます。しかし、レザーでできているトートバッグは基本的には洗濯機で洗えません。

■レザーを濡らしてしまうとカビの発生につながってしまう
レザーのトートバッグを濡らしてしまうと、カビが発生する原因となってしまいます。そのため、レザーのトートバッグを手入れする際は革用のブラシでのブラッシングや柔らかい布で乾拭きしましょう。

トートバッグのなかには持ち手部分にレザーを使用している物もあります。このようなトートバッグもレザー部分を濡らすとカビが発生してしまう可能性があるため、注意してください。

トートバッグの適切な洗い方

トートバッグは、皮脂汚れや土埃といった、汚れに応じた方法で洗いましょう。ここではトートバッグの洗い方について4つのポイントを紹介します。

■1. 皮脂汚れや土埃は固形石鹸で手洗いする
トートバッグの黒ずみは皮脂汚れが原因です。トートバッグの皮脂汚れを洗う場合は固形石鹸を使って手洗いしましょう。固形石鹸のなかでも弱アルカリ性であれば、高い洗浄力が期待できます。

またトートバッグの持ち手は土埃によって汚れていることがあります。このような土埃も固形石鹸や中性洗剤を活用して落とせます。

■2. 手洗い後のすすぎもしっかりと
トートバッグを手洗いしたら、すすぎもしっかりと行いましょう。すすぎが不十分だと黄ばみ、変色の原因につながってしまいます。トートバッグをすすぐ際は泡が出なくなるまですすぐようにしましょう。

■3. 洗濯機を使用するときは裏返して洗う

トートバッグのなかでもプリントが付いているトートバッグは裏返して洗濯ネットに入れ、洗うようにしましょう。裏返さず洗濯ネットにも入れずにそのまま洗ってしまうと、プリントが剥がれてしまう恐れがあります。

■4. 脱水時間にも注意
洗濯機でトートバッグを洗うときは脱水時間を1分ほどに設定しましょう。脱水はシワの原因になってしまうため、脱水時間は短くすることが大切です。脱水によるシワの発生を防ぐのであれば、タオルドライを心がけましょう。

トートバッグの干し方

トートバッグはシワを伸ばして、ハンガーを2本使って干しましょう。ここではトートバッグの干し方を3つのポイント別に紹介します。

■1. シワを伸ばしてから干す
洗濯が終わったトートバッグは、シワを伸ばしてから干すのがポイントです。シワを伸ばさずに干すと、シワが残ったまま乾いてしまいます。そのため、洗濯が終わったトートバッグを軽く叩いてシワを伸ばしましょう。

■2. ハンガーは2本使用する
洗濯したトートバッグを干す場合はハンガーを2本します。ハンガーの柄の部分にトートバッグの持ち手をそれぞれかけて干すようにしましょう。ピンチハンガーのように洗濯バサミで干してしまうと痕がついてしまうかもしれません。

■3. 陰干しをする
トートバッグのなかでもキャンバス生地の場合、陽の当たる場所で長時間干していると繊維の傷みや変色の原因となってしまいます。そのため、キャンバス生地のトートバッグを干す際は陰干しをしましょう。プリントがあるキャンバス生地のトートバッグは裏返して陰干しをすることで、プリントへのダメージを抑えられます。

トートバッグの正しい洗い方を理解しておこう

トートバッグはレザー素材以外であれば洗濯機でも洗濯可能です。洗濯機でトートバッグを洗う場合、裏返して洗濯ネットに入れるようにしましょう。また、脱水時間が長くなってしまうとシワの原因となるため、1分未満に設定します。トートバッグを干す際はシワを伸ばして、ハンガー2本にかけるようにしましょう。

トートバッグをスムーズに洗濯したい場合は、その日の洗濯物の乾きやすさをまとめた、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「洗濯指数」を参考にされることをおすすめします。