東海地方の紅葉の見ごろ時期は概ね10月上旬から12月上旬です。東海地方の紅葉名所といえば、愛知の茶臼山高原・岐阜の白川郷・静岡の大洞院・三重の赤目四十八滝などがありますが、今回はtenki.jp×YAMAP編集部で厳選した東海地方のおすすめ紅葉登山コース5選を紹介します。

猿投山

愛知県豊田市、瀬戸市にまたがって秀麗な山容を見せ、山頂から三河平野を見下ろす猿投山は、古くから霊山として信仰を集めてきました。初心者や初めて歩く人は、猿投神社から東の宮、西の宮を周回して往復するコースが安心です。また、猿投山山頂から瀬戸市方面へ雲興寺を経て、紅葉の名所として知られる岩屋堂まで東海自然歩道をたどって歩くことも可能です。

今回紹介するのは「猿投神社-猿投山 往復コース」
アクセスもよく、登山者も多いため安心して歩けるコースとなっています。

登山所要時間:約4時間
距離:8.8km
上り:607m
下り:607m

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金華山

岐阜市の中心部にあり、328.8mの頂上には、1956年に多くの市民の寄付によって復元された岐阜城がそびえています。山中には、歴史や植生に見どころの多いコース、里山として活用されたかつての人々の暮らしがうかがえるコースなど全10コースが整備されているほか、山頂付近まで金華山ロープウェーで登ることもできる、市民に親しまれる岐阜市のランドマーク的存在の山となっています。

今回紹介するのは「めい想の小径登山口 往復コース」
山頂までちょうど1時間ほどで登れるコースです。

登山所要時間:約1時間45分
距離:2.7km
上り:383m
下り:383m

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白山

富士山、立山とともに日本三霊山とされ、さらに日本百名山でもある白山は、石川県と岐阜県にまたがる標高2702mの山です。山頂へは石川県側の別当出合起点の周回コース(砂防新道~観光新道)が人気ですが、岐阜県側の大白川からの平瀬道はブナやミズナラ、ダケカンバの林が広がり、ハイシーズンでも登山者が少なく、静かに歩くことができるコースです。

今回紹介するのは「白山 往復コース」
山頂まで5時間ほどかけて登り、別当出合登山口に向けて下山するコースです。

登山所要時間:約8時間半
距離:12.9km
上り:1535m
下り:1535m

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※画像はGoGojackさんのYAMAP活動日記より

蚕玉岳

蚕玉岳(こだまだけ)は、長野県松本市と岐阜県高山市の境に位置する標高2979mの山で、日本百名山に選定されている乗鞍岳(最高峰は剣ヶ峰:3026m)の直下にそびえ、頂上小屋を経て剣ヶ峰まではひと息です。

今回紹介するのは「乗鞍岳 畳平から山頂ピストンコース」
実質乗鞍岳登頂コースとなりますが、蚕玉岳山頂までは1時間半ほどで登頂可能です。山頂付近は遮るものがなく、風が強いこともありますが、基本的には整備されており、バスで上がる場合はハイキング感覚で訪れる人も多いです。山頂付近は多くの高山植物を観察でき、紅葉シーズンも非常に美しいのでおすすめのコースです。

登山所要時間:約3時間
距離:5.6km
上り:412m
下り:412m

乗鞍岳(剣ヶ峰)

乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる日本百名山の一峰。標高2702mの畳平までエコーラインとスカイラインの車道が通じており、バスでアクセス可能です。ここを起点に登山をすれば標高差約320mで、時間にして1時間30分ほどで登頂可能です。

今回紹介するのは「乗鞍岳 畳平から山頂ピストンコース」
前項と同じコースとなりますが、山頂からは多くの山上湖、豊富な高山植物や森林、高原など、まさに雲上の世界を体験することができるでしょう。

登山所要時間:約3時間
距離:5.6km
上り:412m
下り:412m

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日本全国の紅葉巡りに出かけよう

いかがでしたでしょうか?東海地方には、本記事では紹介しきれない数多くの紅葉スポットが存在しています。紅葉巡りの際には、tenki.jp紅葉見頃情報や、YAMAP「リアルタイム紅葉モニター」をチェックするのもおすすめです。