この時期は1年の中でもとても過ごしやすいですよね。晴れた日には、厚手の上着も要らなくなり、身も心も軽やか。身の回りでも、そこかしこで、春を見つけることができます。ドライブやお散歩の途中でちょっとひと息つく際に、持ち歩きのできるお供はいかがでしょうか?自宅はもちろん、キャンプやピクニックにもいいかもしれません。ぜひ楽しんでみてくださいね。

主食は…フランスパン

今回のおすすめはフランスパンの一種、「バゲット」です。『杖』を意味するこのパンは細長い形状をしています。フランスパンの種類については、他にも、太くて短い「バタール」や、太くて長い「パリジャン」などもあります。持ち歩きご飯の主食としてバゲットをおすすめするのは、やはりそのコンパクトさです。パンくずが出ることもあり、まずは薄くスライスしておきましょう。そのまま食べても美味しいですが、一部をそのまま軽くトーストしておいたり、砂糖とバターをのせてラスク風に、すりおろしにんにくとバターを塗って焼いておくなど、バリエーションを加えると、食べる時にマリアージュを選ぶ楽しみにもなります。

牡蠣をお供に

牡蠣を使って、メインにもなり得る、ちょっと豪華なメニューを作ってみましょう。「コンフィ」とは食材をオイルに浸してじっくりと煮る料理のことです。油で煮ることによって、コーティングされ、しっとりと保存ができます。具材のみを持ち歩きますが、使ったオイルは捨てずに、炒め物やパスタ、パンにつけるオイル、蒸し野菜などを和える時などに利用してみてください。

「牡蠣のコンフィ」(作りやすい分量)

<材料>

牡蠣 400g

にんにく 2片

ローズマリー 1枝

鷹の爪 1本

塩 ひとつまみ

オリーブオイル 適量

<作り方>

1. 牡蠣は洗って、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。

2. 鍋に牡蠣が重ならないように並べて、オリーブオイルをヒタヒタになるように注ぎます。

3. にんにくは薄くスライスします。鷹の爪はタネを除いて適当な大きさに切ります。

4. にんにく、鷹の爪、塩を2に満遍なく振り入れて、ローズマリーものせます。

5. 弱火で煮込みます。ふつふつとしてきたら、アクを取りながら、さらに20分ほど煮たら、完成です。

畑の恵みをマリネで

和食で「和え物」に使われることの多い食材を、洋風にマリネにしてみました。野菜の食感が楽しい美味しさです。ボリュームやコクが欲しい場合は細切りにして焼いたベーコンやハムなどを加えてもいいかもしれません。シンプルな材料の味を楽しんでみてください。

「野菜のマリネ」

<材料>

れんこん 1/2節

なす 2本

にんにく 1/2辺

おから 1カップ

レモン汁 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

塩 少々

<作り方>

1. れんこんはよく洗って皮を剥き、5mm程度の角切りにします。なすはヘタを落として、1cm程度の角切りにします。にんにくはみじん切りにします。

2. フライパンにオリーブオイルをひき、中火で熱します。1を入れて塩を振って、しっかりと炒めます。

3. 火を止めて、おからとレモン汁を加えてしっかりと混ぜ合わせます。粗熱がとれたら完成です。

サンドにしても美味しいディップ

そのまま食べても美味しいのですが、サンドしても美味しいディップを作ってみましょう。大人も子どもも好きなメニューではないでしょうか。

「たらもディップ」

<材料>

じゃがいも 3個

たらこ 1腹

ツナ缶 1缶

バター 10g

クリームチーズ 80g

<作り方>

1. じゃがいもは小さめにざく切りにします。たらこは皮を取ってほぐしておきます。ツナ缶は中の汁をしっかりと切ってほぐしておきます。

2. 鍋にじゃがいもと分量外の水を入れて茹でます。竹串がスッと通るくらいに柔らかくなったら、ザルに取り上げます。

3. ボウルに2のじゃがいもとツナ、バターを加えて、潰しながら、しっかりと混ぜ合わせます。

4. 全体がほぐれてしっかりと混ざったら、クリームチーズを加えて、さらに混ぜ合わせます。混ざったら、たらこを加えて、ざっくりと混ぜ合わせて完成です。

新物も見かけるようになりましたね
新物も見かけるようになりましたね

晴れやかな気持ちになる気候。何をして楽しみますか?