スマホやPCで文章を作成することが多い昨今、いざ手書きで文字を書こうとすると「漢字が出てこない!」なんてことが多いですよね。今回は、どこかで見たはずなのに書こうとすると手が止まってしまいがちな漢字を集めてみました。使用するのは小学校の6年間で習う漢字だけなので、一生懸命考えればきっと全問正解を導き出せるはず。朝の脳トレの感覚でぜひチャレンジしてみてください。

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いちじく

正解:無花果

まずは肩慣らし。テレビのクイズ番組などで頻出する「無花果」です。“花”と“果”をひっくりかえして「無果花」と覚えてしまっている人もいますが、正しくは「無花果」です。無花果は果実を食べるから“果”が最後!と覚えておけば記憶に定着しますね。

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ほくろ

正解:黒子

みなさんの体のどこかに必ず一つはあるであろう“黒子”。あまり漢字で書くことはありませんが、こちらもクイズ番組などで頻出する漢字なので知っている人も多いはず。

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ところてん

正解:心太

つるりとした食感がとっても美味しい「心太」。甘味処などでは漢字で表記していることもあるため、比較的書きやすいのではないでしょうか。

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かかし

正解:案山子

獣害から畑を守るために立っている案山子さん。昔は簡単な造りをしたものがほとんどでしたが、最近のものは妙にリアルなものもありますよね。夜に出くわすとビクッとするほどのものは、畑泥棒とかの対人用なんでしょうか?

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きざ

正解:気障

このあたりから少しハードルがあがります。「あいつって超キザだよね」とか「あの人キザっぽくて苦手」などカタカナで書かれることが多い「気障」。辞書によれば「服装、態度、言葉などが気取っていて嫌味であること」とあるので、マイナス方面のニュアンスを含んだ言葉であることがわかります。「立ち居振る舞いが“気に障る”から気障」と覚えればOKです。

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イギリス

正解:英吉利

これはちょっとしたひっかけ問題。随所で見かける「英国」という表記は「英吉利国」の略なのでここでは不正解です。「イギリスを“英国”と略さずに書いて」と言われると意外と悩ましいものです。

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きくらげ

正解:木耳

“木の耳”と書いて「きくらげ」。たしかに質感は耳っぽいですけどね……。さあどんどん次に行きましょう。

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つくし

正解:土筆

“土の筆”と書いて「つくし」。たしかにフォルムは筆っぽいですよね……。まだまだ続きますよ。

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こま(※回して遊ぶおもちゃの方)

正解:独楽

子どもから大人まで楽しめるおもちゃの「独楽」。熟字単位で訓読みを当てる「熟字訓」の代表的な漢字です。知らないと書けない類のものですが「独りで遊んでも楽しいから“独楽”」と覚えればもう大丈夫!

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わかさぎ

正解:公魚

ここからは難問ゾーン。湖などにおでかけすると「ワカサギ釣り」といった看板を目にしますが、漢字で書かれていることは滅多にありません。なので、わかさぎを「公魚」と漢字ですらすら書ける人はとても物知りです。

昔むかし、現在の茨城県にあった藩のお殿様が、徳川家に焼きワカサギを贈ったところ大変喜ばれました。それ以来献上品として納め続けられ、ワカサギは「御公儀の魚(将軍家御用達の魚)」と呼ばれるように。それが“公魚”の漢字の由来になったと言われています。

※「鰙」や「若鷺」とも書きますが、ともに小学校で習う漢字ではありません

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ひとしお

正解:一入

「感動もひとしお」など、物事が元々ある状態よりもいっそう程度が増した時などに使う「一入」。現在ではほとんどひらがなで書かれているため、漢字で書ける人も少なくなりました。

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ミル貝

正解:海松貝

最後は難問の「海松貝」。海松(ミル)という松の形に似た海藻があるのですが、それを食べているように見えたため、最初は「海松(ミル)食い」と呼ばれていたそうです。その響きが転じて「海松食い→海松貝」となったそう。ミルの当て字“海松”を知っていないと書けない問題でした。

【まとめ】

書けそうで書けない漢字、いかがでしたか?薔薇(ばら)や醤油(しょうゆ)など、そもそも難しい漢字を使っていないにも関わらず悪戦苦闘したのではないでしょうか。最後の海松貝などは書けなくとも日常生活に支障はありませんが、これらの漢字をすらすら書けたら子どもや後輩たちから尊敬されるかもしれませんよ。

参考:2020年度施行 文部科学省学習指導要領

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