11月17日は「将棋の日」。将棋は古代インドからはじまった?

2019/11/17 20:30

みなさんは、将棋で遊んだことはありますか? 本日、11月17日は「将棋の日」。日本人になじみの深い将棋ですが、その発祥については実ははっきりしたことがわかっておらず、未だ謎に包まれています。一説によると、将棋の発祥は古代インドの時代まで遡るのだとか…。 今回は、将棋の日にちなんで、将棋の歴史についてご紹介します。

将棋のルーツは、古代インド? 日本発祥かと思ってしまいそうな将棋ですが、実ははっきりとしたルーツが未だわかっていません。将棋の発祥には諸説ありますが、古代インドで行われていた『チャトランガ』がルーツであるという説が有力だそう。 チャトランガとは、サンスクリット語で『4つの軍団(もしくは、戦力)』という意味で、4人で行うゲームです。もともとはサイコロで出た目の数だけ駒を動かせるルールだったようですが、度々のルール改変によって、サイコロを使用しない2人制のゲームとなりました。このチャトランガは、日本の将棋の他にも、チェスやシャンチーと呼ばれる中国将棋など、さまざまなゲームのルーツになったとされています。 同じゲームがもとでありながら、それぞれの地域で独自に発展していったゲーム。とても気になりますよね。機会があれば、挑戦してみたいものですね。
チャトランガがルーツとされる、シャンチーで遊ぶ人々
チャトランガがルーツとされる、シャンチーで遊ぶ人々
江戸幕府将軍は将棋が好き? みなさんは、『御城将棋』というものをご存知でしょうか? 御城将棋とは、一年に一度将軍の前で行われた対局のことで、江戸幕府八代将軍の徳川吉宗が制度化したとされています。この御城将棋が行われていたのが、旧暦の11月17日でした。現代の「将棋の日」は、この御城将棋がきっかけとなって制定されました。 江戸幕府を開いた徳川家康が将棋好きであった影響もあってか、江戸幕府の歴代将軍の中には、吉宗の他にも将棋を趣味とする人物が多くいたようです。その中でも、十代将軍の家治はかなりの将棋好きだったようで、自ら『御撰象棊攷格(ぎょせんしょうぎこうかく)』という詰将棋集まで書いていたんだとか。 江戸時代は、銭湯や散髪屋など、人が集まる場所を中心として、一般の人々の間でも将棋が流行した時代でもあります。将棋が私たちの生活に浸透し始めたのは、案外最近のことだったんですね。
吉宗が生まれた紀州徳川家の居城、和歌山城
吉宗が生まれた紀州徳川家の居城、和歌山城
みんなで将棋を楽しもう! 近年、将棋を題材にした漫画やアニメ、コンピューター将棋などの影響により、将棋ブームが到来しています。最近の将棋ブームをきっかけに、将棋をはじめたという方も多いのではないのでしょうか。 古くから多くの人々に愛されてきた将棋は、老若男女誰でも楽しめるゲームです。家族や友だちと一緒に、将棋を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
将棋で遊んで家族団らん
将棋で遊んで家族団らん
<参考・参照> 日本将棋連盟 日本中将棋連盟 国立公文書館 山田 史生『最強羽生善治と12人の挑戦者』新人物往来社,2011

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