3月もあと1週間あまり。3月から4月にかけては別れと出会いの季節ですが、すでに卒業式を終えた学生の皆さんの中には、春休みに入っている方も多くいらっしゃるようです。
そして、春といえば潮干狩りのシーズンですね。春は日中に潮が引き、潮が引いている時間が長いため、潮干狩りに向いています。これからゴールデンウィークに向けて潮干狩りのベストシーズンに突入!
そこで今日はあさりについて注目してみました。

あさりの旬は春と秋
あさりの旬は春と秋

あさりの旬はいつ?

あさりといえば潮干狩り。潮干狩りといえば、ゴールデンウィークの風物詩です。ならば、あさりの旬は春なのでしょうか。
答えはもちろんイエス!です。あさりは春から初夏にかけて産卵期を迎えます。産卵期を迎えたあさりは身が膨らみおいしくになります。また、関東以南では秋にも産卵期となるため、9~10月も旬といえます。
ここでひとつあさりに関するトリビアをご紹介します。
あさりの貝殻は同じ柄がないといわれるほどの多様さが特色ですが、北海道で捕れるあさりはほとんどが放射模様なのをご存じですか? このあさり、一般的なあさりと比べると大粒で「横綱あさり」とも呼ばれています。

家族で潮干狩りに出かけよう
家族で潮干狩りに出かけよう

あさりに含まれる栄養は?

酒蒸し、みそ汁、クラムチャウダー、パスタ、炊き込みご飯など、調理法が多いことが特徴のあさり。あさりには亜鉛や鉄などのミネラルやビタミンB12などが豊富に含まれており、煮汁を一緒に摂れる料理がおすすめです。
◎鉄分が豊富
鉄分やビタミンB12が豊富に含まれており、貧血を予防する効果に期待が持てます。また、眼精疲労や肩こりの解消にも期待が持てます。
◎タウリンが豊富
うまみ成分でもあるタウリンが豊富に含まれています。タウリンには血液をサラサラにする効果や中性脂肪の改善をする効果に期待が持てます。また、アルコールの代謝を促進する効果に期待が持て、二日酔い防止にも効果があるといわれています。
◎亜鉛が豊富
亜鉛は細胞分裂や新陳代謝を促進する効果が高く、免疫力アップに期待が持てます。亜鉛は必須ミネラルであり、食品からの吸収率が30%といわれています。ビタミンCと摂取することで吸収率が上がるので、ぜひ、ビタミンCを含む食品と一緒に摂りましょう。

栄養分がしみ込んだ煮汁ごと召し上がれ!
栄養分がしみ込んだ煮汁ごと召し上がれ!

簡単!あさりの砂抜き方法

貝は傷みやすい食材なので、手に入れたら早めに食したいところ。しかし、あさりの調理で面倒なのが「砂抜き」です。そこで今日は最近話題の「砂抜き」をご紹介します。
【1】あさりを流水で洗い流す
【2】50度のお湯に5~15分程度浸ける
【3】汚れがひどい場合は、お湯を取り替える
※温度は高すぎても低すぎてもNG。温度設定ができる給湯器の場合は50度に設定し、温度設定ができない場合は、沸騰したお湯に同量の水を足すとよいでしょう。
── これから旬を迎えるあさり。春休みや大型連休には潮干狩りに出かけて、自分で捕ったあさりを食べてみてはいかがでしょう。

砂抜きは50℃のお湯で!
砂抜きは50℃のお湯で!