引っ越し準備は約1か月前から

使用頻度の少ないものから、梱包をはじめ、普段使っているものは、2週間前くらいから、順次梱包にとりかかるとよいでしょう。
部屋の行き先別や、使用目的別に、ガムテープの柄を分けて目印にするのも有効です。最近はガムテームもかわいい柄や種類があるので、梱包も楽しくなりますよ。
可能なら、引っ越し先に前もって同じ大きさに切り抜いた新聞紙に、タンス、机など家具の名前を書いたものを、移動する場所に貼っておくと、当日「あれはどこですか?」「これはどうしますか。」と聞かれたとき、指示する手間が省けて便利です。
貴重品や壊れやすいものなどは、膨大な段ボールのどこにあるのか、探すのは至難の業なので当日自分で運ぶのがベストです。
搬入が済んだら荷物をすべてチェックし、破損や紛失がないかどうかを確認します。万が一破損や紛失があれば、3ヶ月以内に引っ越し業者に申し出ましょう。

引っ越し後、ご近所へのあいさつは

食事時と、その準備の時間帯は避けて、できれば、家族全員で訪問しましょう。
挨拶は人間関係の始まり、着飾らず清潔な服装で伺うと好印象ではないでしょうか。
手土産は、昔ながらの引っ越しそばや、お菓子などの消え物、500~1000円くらいの範囲で、先方の負担にならないものが適当です。
マンションは上下左右、一戸建てなら向こう3件両隣にご挨拶を。
マンションの場合、小さいお子さんのいるご家庭では、時にはうるさくしてしまうかもしれませんと一言添えておきましょう。
ご近所の方とはきちんと顔を合わせておきたいものです。
(ただし一人暮らしの人が単身者用のマンションに引越す場合は、特に女性の場合だと、しない方がいいかもしれません。)

頑張りすぎに注意

引っ越し後には、新しい家具など見に行ったりインテリアをそろえたりいろいろと楽しいことをしたくなります。
しかし、荷物の整理や片付けが終わらないうちに新しい家具などを購入してしまうと、理想の部屋になるどころか、家が荷物であふれてしまい、落ち込んだり、体力的に疲れきってしまうことになりかねません。
ある程度片付けが終わってから、ゆっくりと新しい家具や、インテリアなどを揃えていく、くらいの感覚でよいかもしれません。
さあ、希望に満ちた春、新しい生活をワクワクと始めていきましょう。
参考;「片づかない!どうする我が家、親の家」 杉之原富士子 著