海草(うみくさ)が広がる 辺野古の海の本当の姿にふれる

  • 瀬嵩方面から大浦湾をはさんで辺野古を望む。この日は台風接近のため、ボーリング調査の船などは引き上げていたが、埋め立て予定地をかなり大回りして取り囲む立ち入り禁止区域を示すオレンジ色のフロートが目立つ。撮影:日本自然保護協会

    瀬嵩方面から大浦湾をはさんで辺野古を望む。この日は台風接近のため、ボーリング調査の船などは引き上げていたが、埋め立て予定地をかなり大回りして取り囲む立ち入り禁止区域を示すオレンジ色のフロートが目立つ。撮影:日本自然保護協会

  • グンバイヒルガオが咲く辺野古漁港。グンバイヒルガオは、葉の先が少しくぼんで軍配のような形をした熱帯~亜熱帯の海岸に生育するヒルガオ。撮影:日本自然保護協会

    グンバイヒルガオが咲く辺野古漁港。グンバイヒルガオは、葉の先が少しくぼんで軍配のような形をした熱帯~亜熱帯の海岸に生育するヒルガオ。撮影:日本自然保護協会

  • 静かな波が打ち寄せる辺野古の海。「サンゴ礁」は、いきものがつくってくれた「地形」だ。サンゴ礁はサンゴの死んだ骨格で形成されており、このあたりでは1キロほど沖に礁縁がある。外洋の強いエネルギーはそこで砕かれ、天然の防波堤の役割を果たしてもいる。ちなみに、サンゴ礁をつくるのは造礁サンゴと呼ばれるグループで、磨いて宝石にする宝石サンゴは深海にくらす生態的にもかなり異なるグループだ。撮影:日本自然保護協会

    静かな波が打ち寄せる辺野古の海。「サンゴ礁」は、いきものがつくってくれた「地形」だ。サンゴ礁はサンゴの死んだ骨格で形成されており、このあたりでは1キロほど沖に礁縁がある。外洋の強いエネルギーはそこで砕かれ、天然の防波堤の役割を果たしてもいる。ちなみに、サンゴ礁をつくるのは造礁サンゴと呼ばれるグループで、磨いて宝石にする宝石サンゴは深海にくらす生態的にもかなり異なるグループだ。撮影:日本自然保護協会

  • 大浦湾。右手奥が辺野古崎。大浦湾は、サンゴ礁域では数少ない深く大きな湾だ。
かつては、やんばるから切り出した木材などを運び出す大型の帆船(やんばる船)が往来していた最北の湾だったという。撮影:日本自然保護協会

    大浦湾。右手奥が辺野古崎。大浦湾は、サンゴ礁域では数少ない深く大きな湾だ。
    かつては、やんばるから切り出した木材などを運び出す大型の帆船(やんばる船)が往来していた最北の湾だったという。撮影:日本自然保護協会

  • 海草の広がる海草藻場(うみくさもば)は、小さな魚などたくさんの生きものがくらす場でもある。ボウバアマモ、別名シオニラ。

    海草の広がる海草藻場(うみくさもば)は、小さな魚などたくさんの生きものがくらす場でもある。ボウバアマモ、別名シオニラ。

  • 海草藻場のなかでくらす小さな魚たち。海草藻場は、多くの魚が稚魚の時代を過ごす大切な場所だ。

    海草藻場のなかでくらす小さな魚たち。海草藻場は、多くの魚が稚魚の時代を過ごす大切な場所だ。

  • サンゴの枝の間でくらすミスジリュウキュウスズメダイ。サンゴは、いろいろな生きものたちのすみかにもなる。

    サンゴの枝の間でくらすミスジリュウキュウスズメダイ。サンゴは、いろいろな生きものたちのすみかにもなる。

  • イシガキカエルウオ。サンゴ礁の浅場に生息する小さな魚。

    イシガキカエルウオ。サンゴ礁の浅場に生息する小さな魚。

  • キンセンイシモチ。

    キンセンイシモチ。

  • ウツボの仲間。

    ウツボの仲間。

  • ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。

    ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。

  • ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。

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  • 埋め立て予定地周辺を進む調査の船。日本自然保護協会は、10年以上にわたり、多くのボランティアにご協力いただきながら、辺野古の自然を調べてきました。

    埋め立て予定地周辺を進む調査の船。日本自然保護協会は、10年以上にわたり、多くのボランティアにご協力いただきながら、辺野古の自然を調べてきました。

  • 埋め立て予定地周辺。サンゴ礁はサンゴが長い年月かけてつくった「地形」で、サンゴ礁の内側はイノー(礁池)と呼ばれる浅い海になっている。光が届く浅い海で、海草や多くの生きものがくらしている。

    埋め立て予定地周辺。サンゴ礁はサンゴが長い年月かけてつくった「地形」で、サンゴ礁の内側はイノー(礁池)と呼ばれる浅い海になっている。光が届く浅い海で、海草や多くの生きものがくらしている。

  • 海草のなかのイボハタゴイソギンチャクに、トウアカクマノミやミツボシクロスズメダイなどがなかよくくらしている。

    海草のなかのイボハタゴイソギンチャクに、トウアカクマノミやミツボシクロスズメダイなどがなかよくくらしている。

  • イシガキカエルウオ。サンゴ礁に生息するイソギンポの仲間。

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  • ヒメシャコガイ。

    ヒメシャコガイ。

  • 平島。辺野古崎の先にはふたつの小さな島がある。地元の方によると、ピクニックのように遊びに行く憩いの場所だそうだ。島は残るが、島のすぐ目の前まで埋め立てが計画されている。

    平島。辺野古崎の先にはふたつの小さな島がある。地元の方によると、ピクニックのように遊びに行く憩いの場所だそうだ。島は残るが、島のすぐ目の前まで埋め立てが計画されている。

  • ミナミヨツアナカシパン。こう見えてもウニの仲間。よく見ると小さなトゲで覆われているのがわかる。

    ミナミヨツアナカシパン。こう見えてもウニの仲間。よく見ると小さなトゲで覆われているのがわかる。

  • 辺野古のイノー(礁池)に広がる海草藻場。砂の中に根を張って広がっていく。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

    辺野古のイノー(礁池)に広がる海草藻場。砂の中に根を張って広がっていく。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

  • ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

    ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

  • ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。

    ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。

  • 辺野古の海で見つけたトウアカクマノミ&イボハタゴイソギンチャク。

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  • ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。これは丸い葉をもつウミヒルモ。ジュゴンが好んで食べるといわれている海草だ。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

    ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。これは丸い葉をもつウミヒルモ。ジュゴンが好んで食べるといわれている海草だ。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。

  • ベニアマモは辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。

    ベニアマモは辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。

  • ベニアマモ辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。

    ベニアマモ辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。

  • 海草藻場で見つけたイモガイの仲間。

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  • 海草藻場で見つけたコブヒトデ。

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  • 海草藻場で見つけたナマコの仲間。

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  • 海草藻場で見つけたアオヒトデ。その名のとおり、青いヒトデの仲間。

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瀬嵩方面から大浦湾をはさんで辺野古を望む。この日は台風接近のため、ボーリング調査の船などは引き上げていたが、埋め立て予定地をかなり大回りして取り囲む立ち入り禁止区域を示すオレンジ色のフロートが目立つ。撮影:日本自然保護協会
グンバイヒルガオが咲く辺野古漁港。グンバイヒルガオは、葉の先が少しくぼんで軍配のような形をした熱帯~亜熱帯の海岸に生育するヒルガオ。撮影:日本自然保護協会
静かな波が打ち寄せる辺野古の海。「サンゴ礁」は、いきものがつくってくれた「地形」だ。サンゴ礁はサンゴの死んだ骨格で形成されており、このあたりでは1キロほど沖に礁縁がある。外洋の強いエネルギーはそこで砕かれ、天然の防波堤の役割を果たしてもいる。ちなみに、サンゴ礁をつくるのは造礁サンゴと呼ばれるグループで、磨いて宝石にする宝石サンゴは深海にくらす生態的にもかなり異なるグループだ。撮影:日本自然保護協会
大浦湾。右手奥が辺野古崎。大浦湾は、サンゴ礁域では数少ない深く大きな湾だ。
かつては、やんばるから切り出した木材などを運び出す大型の帆船(やんばる船)が往来していた最北の湾だったという。撮影:日本自然保護協会
海草の広がる海草藻場(うみくさもば)は、小さな魚などたくさんの生きものがくらす場でもある。ボウバアマモ、別名シオニラ。
海草藻場のなかでくらす小さな魚たち。海草藻場は、多くの魚が稚魚の時代を過ごす大切な場所だ。
サンゴの枝の間でくらすミスジリュウキュウスズメダイ。サンゴは、いろいろな生きものたちのすみかにもなる。
イシガキカエルウオ。サンゴ礁の浅場に生息する小さな魚。
キンセンイシモチ。
ウツボの仲間。
ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。
ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。
埋め立て予定地周辺を進む調査の船。日本自然保護協会は、10年以上にわたり、多くのボランティアにご協力いただきながら、辺野古の自然を調べてきました。
埋め立て予定地周辺。サンゴ礁はサンゴが長い年月かけてつくった「地形」で、サンゴ礁の内側はイノー(礁池)と呼ばれる浅い海になっている。光が届く浅い海で、海草や多くの生きものがくらしている。
海草のなかのイボハタゴイソギンチャクに、トウアカクマノミやミツボシクロスズメダイなどがなかよくくらしている。
イシガキカエルウオ。サンゴ礁に生息するイソギンポの仲間。
ヒメシャコガイ。
平島。辺野古崎の先にはふたつの小さな島がある。地元の方によると、ピクニックのように遊びに行く憩いの場所だそうだ。島は残るが、島のすぐ目の前まで埋め立てが計画されている。
ミナミヨツアナカシパン。こう見えてもウニの仲間。よく見ると小さなトゲで覆われているのがわかる。
辺野古のイノー(礁池)に広がる海草藻場。砂の中に根を張って広がっていく。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。
ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。
ハマクマノミ。大浦湾では、日本でみられる6種のクマノミすべてを見ることができる。浅いサンゴ礁と深い大浦湾がセットであることが、この海域の生物多様性の高さの理由といえる。
辺野古の海で見つけたトウアカクマノミ&イボハタゴイソギンチャク。
ひとくちに海草といってもいろいろな種類がある。これは丸い葉をもつウミヒルモ。ジュゴンが好んで食べるといわれている海草だ。辺野古でみられる海草は全部で7種類。そのすべてが環境省第四次レッドリスト(レッドデータブック2014)で準絶滅危惧種(NT)にリストアップされている。
ベニアマモは辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。
ベニアマモ辺野古のサンゴ礁に生育している海草。サンゴ礁のイノー(礁池)は浅く、光が十分に届く。その光を浴びて海草は、ワカメやコンブなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種をつくって繁殖する植物。一度陸上に上がった後に再び海に戻ってきたといわれている。ジュゴンやウミガメの餌でもあり、海草の葉の上でくらす小さな貝もいる。
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