自民党都議の“裏金”問題 「うまくやっておくからと言われて…」「気持ちはわかる」と本音もらす野党議員 東京都議会の自民党会派「都議会自民党」の裏金問題で、臨時会が10日に開かれた。不記載が見つかった自民党会派の議長に替わり、新たな議長が決まった。ただ、問題の真相が究明されるのかは不透明だ。議員らに話を聞くと、忘年会などでカネがかかるといい、自前で賄うには限界があるという。その点については野党議員でさえ、「気持ちはわかる」と話す。カネのかかる“政治”を続ける限り、今後も別の方法で捻出する可能性があるのでは? 裏金問題都議会自民党政治資金収支報告書 2/17
今西憲之 安倍派キックバック議員の一覧表や二重帳簿も提出? 金額上位ランキング表にあった3議員とは とうとう派閥の事務所に東京地検特捜部のメスが入った。12月19日、特捜部は自民党の清和政策研究会(安倍派)と志帥会(二階派)の事務所をそれぞれ家宅捜索した。派閥のパーティー券販売でノルマを超えた分について、派閥から議員にキックバックし、そのカネを政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反の容疑だ。長期政権を敷いた安倍晋三元首相とそれを支えた二階俊博元幹事長という超大物を“直撃”したのだ。着々と進む捜査だが、国会議員の逮捕や起訴はあるのか、幹部議員の立件は……。国民が注目している。 池田佳隆裏金問題安倍派二階派政治資金パーティー 12/20
吉崎洋夫 自民党裏金の使い道とは「カネを配らないと票が集まらない」元国会議員秘書が語る 連日報じられている自民党の派閥による裏金づくり。最も大規模に行われていたとみられているのは安倍派だが、キックバック方式は他の派閥でもあったようだ。5年間で計約10億円が裏金化された疑惑も報じられている。政党交付金があり、給与である歳費も多額の政治家が、なぜ裏金をつくる必要があるのか。元国会議員秘書で政治評論家の尾藤克之氏は「お金を配らないと票が集まらないという実態がある」と指摘する。お金を配る、とは? 安倍派裏金問題尾藤克之 12/18